第18章 管理 CLI
Red Hat Single Sign-On では、管理 CLI コマンドラインツールを使用して、コマンドラインインターフェイス (CLI) から管理タスクを実行できます。
18.1. 管理 CLI のインストール
Red Hat Single Sign-On は、bin
ディレクトリーの実行スクリプトを使用して、管理 CLI サーバーのディストリビューションをパッケージ化します。
Linux スクリプトは kcadm.sh
と呼ばれ、Windows のスクリプトは kcadm.bat
と呼ばれます。Red Hat Single Sign-On サーバーディレクトリーを PATH
に追加し、ファイルシステム上の任意の場所からクライアントを使用できます。
以下に例を示します。
- Linux:
$ export PATH=$PATH:$KEYCLOAK_HOME/bin $ kcadm.sh
- Windows:
c:\> set PATH=%PATH%;%KEYCLOAK_HOME%\bin c:\> kcadm
Red Hat Single Sign-On Server ディストリビューションを抽出したパスに KEYCLOAK_HOME
環境変数を設定する必要があります。
繰り返し実行しないように、本書の残りの部分では、CLI の相違点が kcadm
コマンド名ではなく、Windows の例のみが説明されています。