第16章 フローティングディスク


16.1. フローティングディスクの要素

disks コレクションは Red Hat Enterprise Virtualization 環境内の全ディスクについての情報を提供します。ユーザーは、ディスクと仮想マシンをアタッチ/デタッチしたり、仮想マシン間でフローティングさせることができます。 API ユーザーは、エンドポイント URL から取得した rel="disks" リンクでこの情報にアクセスします。
以下の表には、disks リソース表現に記載される特定の要素をまとめています。
Expand
表16.1 フローティングディスクの要素
要素タイプ説明プロパティー
link rel="statistics"リレーションシップ仮想マシンのディスクの統計を確認するための statistics サブコレクションへのリンク
image_idGUID定義されたストレージドメインに格納されている仮想マシンイメージへの参照
storage_domains複合型そのディスクと関連付けられたストレージドメイン。storage_domain 要素には 関連付けられたストレージドメインの GUID を示す id 属性が含まれます。データストレージドメイン間でのライブマイグレーションを実行するには、POST でこの要素を更新します。
size整数ディスクのサイズ (バイト単位)
provisioned_size整数プロビジョニングされたディスクのサイズ (バイト単位)
actual_size整数ディスクの実際のサイズ (バイト単位)
statusillegalinvalidlockedok のいずれかディスクデバイスのステータス。 これらのステータスは capabilities の下の disk_states に記載されています。
interface列挙型ディスクデバイスへの接続に使用するインターフェースドライバーのタイプ。使用できる列挙値の一覧は capabilities に記載されています。 
format列挙型下層のストレージのフォーマット。列挙値の一覧は capabilities に記載されています。Copy On Write (COW) により、最小限のパフォーマンスオーバーヘッドでスナップショットを作成することができます。Raw ではスナップショットは作成できませんが、パフォーマンスが向上します。
sparseブール値: true または falsetrue: 物理ストレージの場合に指定します。ディスクを事前割り当てすべきではないためです。
bootableブール値: true または falsetrue: ディスクがブート可能とマークされている場合に指定します。 
shareableブール値: true または falsetrue: 複数の仮想マシンで共有する場合に指定します。 
wipe_after_deleteブール値: true または falsetrue: ディスクが削除される時に下層の物理ストレージがゼロ処理される必要がある場合に指定します。これにより、セキュリティーが強化されますが、より負荷の高い操作であるため、削除に要する時間が伸びる可能性があります。 
propagate_errorsブール値: true または falsetrue: ディスクエラーによって仮想マシンが一時停止せず、代わりにディスクエラーがゲスト OS に伝達される必要がある場合に指定します。 
quota id=GUIDディスククォータを設定します。 
lunStorage複合型ストレージの使用状況を確認するための直接 LUN マッピングへの参照。iSCSI または FCP デバイスの詳細情報が含む storage 要素が必要。
activeブール値仮想マシンにディスクが接続されているかどうかを定義します。

重要

名前に基づいたディスクの検索クエリーには、name の代わりに alias 検索パラメーターが必要です。
トップに戻る
Red Hat logoGithubredditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。 最新の更新を見る.

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

Theme

© 2025 Red Hat