5.6. 負荷分散ポリシー: none
負荷分散ポリシーを選択していない場合、仮想マシンはクラスター内で CPU 使用率とメモリー使用率の最も低いホストで起動します。CPU 使用状況を判断するには、仮想 CPU 数と CPU 使用率を考慮に入れた複合メトリックを使用します。このアプローチは、ホストを唯一選択できるタイミングが新規仮想マシンの起動時のみであるため、可変性が最も低い方法です。ホストに対する需要の増加を反映して、仮想マシンが自動的に移行されることはありません。
管理者は、仮想マシンの適切な移行先となるホストを決定する必要があります。仮想マシンは、ピニングを使用して特定のホストに関連付けすることも可能です。ピニングは、仮想マシンが他のホストに自動的に移行されるのを防ぎます。リソースの消費率が高い環境では、手動の移行が最適の方法です。