5.2. サブスクリプションの管理
RHEL Web コンソールの Subscription Manager プラグインが Insights データのアップロードの失敗を検出するようになる
この更新前は、systemd
サービスマネージャーが insights-client
サービスの失敗時に自動的に再起動していたため、RHEL Web コンソールの Subscription Manager プラグインに組み込まれている検出機能が正常に動作しませんでした。この検出は失敗したサービス状態を確認するもので、その失敗した状態は正しく阻止されていました。その結果、Insights データのアップロードが失敗した場合に、RHEL Web コンソールに警告が表示されませんでした。この更新により、アップロードが失敗した場合の新しいステータスを考慮して、insights-client
のステータスの検出が改善されました。その結果、Web コンソールの Subscription Manager は Insights データアップロードの失敗を正しく検出します。
subscription-manager
は端末に不要なテキストを保持しなくなる
RHEL 9.1 以降、subscription-manager
は操作の処理中に進行状況情報を表示します。以前は、一部の言語 (通常は非ラテン語) では、操作の終了後に進行状況メッセージがクリーンアップされませんでした。この更新により、操作の終了時にすべてのメッセージが適切にクリーンアップされます。
以前に進行状況メッセージを無効にしたことがある場合は、次のコマンドを入力して再度有効にできます。
subscription-manager config --rhsm.progress_messages=1
# subscription-manager config --rhsm.progress_messages=1
Jira:RHELPLAN-137234[1]