3.6. インフラストラクチャーサービス
弱い暗号の無効化が CUPS 設定で可能になる
以前は、CUPS 設定で弱い暗号を無効にすると、設定の変更は有効になりませんでした。この機能拡張により、ユーザーがシステムポリシーを使用して特定の暗号化アルゴリズムを無効にしたい場合、CUPS 設定ファイルに SSLOptions NoSystem
が含まれていなければ、CUPS はシステム設定を考慮し、システム全体で無効化されたアルゴリズムを提供しなくなります。
その結果、既存の設定が破損する可能性を防ぐために、SSLOptions NoSystem
ディレクティブが、/etc/cups/cupsd.conf
および /etc/cups/client.conf
に設定されます。ユーザーが cupsd
デーモンまたは libcups
を使用するアプリケーションにシステム暗号化ポリシーを遵守させたい場合は、それぞれの設定ファイルから前述の SSLOptions
ディレクティブを削除できます。
-
/etc/cups/cupsd.conf
:cupsd
デーモンがシステム暗号化ポリシーに従うことが期待される場合。 -
/etc/cups/client.conf
:libcups
を使用するアプリケーションがシステムの暗号化ポリシーに従うことが期待される場合。
Jira:RHEL-68414[1]