3.5. シェルおよびコマンドラインツール


ignoreduplicates オプションが利用可能になる

この機能拡張により、logrotate 設定に ignoreduplicates オプションが追加されました。このオプションは、logrotate 設定内の重複したファイルパスを無視し、デフォルトでは有効化されていません。

Jira:RHEL-5711[1]

maven-openjdk21 パッケージが利用可能になる

RHEL は、複数の Java バージョンでの Maven の実行をサポートしており、ユーザーは好みの JDK を選択できます。この機能拡張により、OpenJDK 21 で Maven のシームレスな実行を可能にする新しい maven-openjdk21 パッケージが追加されました。主な変更点は次のとおりです。

  • Maven ワークフローでサポートされる Java ランタイムのセットを拡張。
  • 開発環境およびビルド環境の柔軟性の向上。

Jira:RHEL-62175

openCryptoki がバージョン 3.24.0 にリベース

openCryptoki パッケージがバージョン 3.24.0 にリベースされました。以下のサポートが追加されました。

  • IBM Z 以外のプラットフォーム (x86_64、ppc64) 上の CCA トークン
  • IBM Dilithium
  • 暗号化または復号化時に SHA224、SHA384、および SHA512 を使用する RSA-OAEP
  • PKCS#11 v3.0 SHA3 メカニズム
  • SHA-2 メカニズム
  • SHA ベースの鍵導出メカニズム
  • トークン固有のユーザーグループによるトークンの保護
  • z14 以降で KMA 命令を使用する新しい libica AES-GCM API

Jira:RHEL-50064[1]

libva が 2.22.0 にリベース

libva パッケージが 2.22.0 にリベースされました。主な機能拡張は次のとおりです。

  • VVC デコード LibVA インターフェの追加
  • linux-dmabuf へのサポートの追加

Jira:RHEL-59629[1]

新しいモジュールストリーム maven 3.9 が利用可能になる

maven 3.9 パッケージの新しい更新が利用可能になりました。バージョン 3.9 では、maven は maven 2 と互換性がありません。主な機能拡張は次のとおりです。

  • maven-openjdk21 パッケージが利用可能となりました。OpenJDK 21 パッケージを使用した Maven のシームレスな実行を可能にします。OpenJDK 21 パッケージは、Maven ワークフローでサポートされる Java ランタイムのセットの拡張を提供し、開発環境およびビルド環境の柔軟性が向上します。

Jira:RHEL-73128

マルチパスパートナーデバイスがサポート対象となる

drmgr は、論理および物理的なホットプラグ対応のリソースを管理するためのユーティリティーです。この機能拡張により、drmgr が、マルチパスドライブのホットプラグの追加と削除をサポートするようになりました。

Jira:RHEL-30880[1]

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