4.13. Hewlett-Packard BladeSystem
HP Bladesystem のフェンスエージェント
fence_hpblade
で使用するフェンスデバイスのパラメータを 表4.14「HP BladeSystem (Red Hat Enterprise Linux 6.4 以降)」 に示します。
luci フィールド | cluster.conf 属性 | 詳細 |
---|---|---|
Name | name | クラスターに接続している HP Bladesystem デバイスに割り当てる名前 |
IP Address or Hostname | ipaddr | HP BladeSystem デバイスに割り当てている IP アドレスまたはホスト名 |
IP Port (optional) | ipport | デバイスへの接続に使用する TCP ポート |
Login | login | HP BladeSystem デバイスへのアクセスに使用するログイン名、このパラメータは必須です |
Password | passwd | フェンスデバイスへの接続を認証する際に使用するパスワード |
Password Script (optional) | passwd_script | フェンスデバイスへのアクセス用パスワードを与えるスクリプト (これを使用するとスクリプトの方が | パラメータより優先される)
Force Command Prompt | cmd_prompt | 使用するコマンドプロンプト、 デフォルト値は '\$' |
Missing port returns OFF instead of failure | missing_as_off | ポートが見つからない場合は障害を発生させずに電源をオフにします |
Power Wait (seconds) | power_wait | 電源オフまたは電源オンのコマンド発行後の待機秒数 |
Power Timeout (seconds) | power_timeout | 電源オンまたは電源オフのコマンドを発行後、状態変更のテストまで待機させる秒数、デフォルト値は 20 です |
Shell Timeout (seconds) | shell_timeout | コマンド発行後にコマンドプロンプトを待機させる秒数、デフォルト値は 3 です |
Login Timeout (seconds) | login_timeout | ログイン後にコマンドプロンプトを待機させる秒数、デフォルト値は 5 です |
Times to Retry Power On Operation | retry_on | 電源オンの動作を再試行する回数、デフォルト値は 1 です |
Use SSH | secure | デバイスへのアクセスに SSH を使用するかどうかを指定します、SSH を使用する場合はパスワード、パスワードスクリプト、識別ファイルのいずれかを指定する必要があります |
SSH オプション | ssh_options | 使用する SSH オプション、デフォルト値は -1 -c blowfish です |
Path to SSH Identity File | identity_file | SSH の識別ファイル |
HP BladeSystem のフェンスデバイスを追加する際に使用する設定画面を図4.12「HP BladeSystem」 に示します。
図4.12 HP BladeSystem
HP BladeSystem デバイス用のフェンスデバイスインスタンスを作成するコマンドです。
ccs -f cluster.conf --addfencedev hpbladetest1 agent=fence_hpblade cmd_prompt=c7000oa> ipaddr=192.168.0.1 \ login=root passwd=password123 missing_as_off=on power_wait=60
cluster.conf
ファイル内の fence_hpblade
デバイス用のエントリーを以下に示します。
<fencedevices> <fencedevice agent="fence_hpblade" cmd_prompt="c7000oa>" ipaddr="hpbladeaddr" ipport="13456" \ login="root" missing_as_off="on" name="hpbladetest1" passwd="password123" passwd_script="hpbladepwscr" \ power_wait="60"/> </fencedevices>