4.22. RHEV-M REST API
RHEV-M REST API のフェンスエージェント
fence_rhevm
で使用するフェンスデバイスのパラメータを 表4.23「RHEV-M REST API (RHEL 6.2 以降及び RHEV 3.0 以降)」 に示します。
luci フィールド | cluster.conf 属性 | 詳細 |
---|---|---|
Name | name | RHEV-M REST API フェンスデバイス名 |
IP Address or Hostname | ipaddr | デバイスに割り当てている IP アドレスまたはホスト名 |
IP Port (optional) | ipport | デバイスへの接続に使用する TCP ポート |
Login | login | デバイスへのアクセスに使用するログイン名 |
Password | passwd | デバイスへの接続を認証する際に使用するパスワード |
Password Script (optional) | passwd_script | フェンスデバイスへのアクセス用パスワードを与えるスクリプト (これを使用するとスクリプトの方が | パラメータより優先される)
Use SSL | ssl | デバイスとの通信に SSL 接続を使用する |
Power Wait (seconds) | power_wait | 電源オフまたは電源オンのコマンド発行後の待機秒数 |
Power Timeout (seconds) | power_timeout | 電源オンまたは電源オフのコマンドを発行後、状態変更のテストまで待機させる秒数、デフォルト値は 20 です |
Shell Timeout (seconds) | shell_timeout | コマンド発行後にコマンドプロンプトを待機させる秒数、デフォルト値は 3 です |
Login Timeout (seconds) | login_timeout | ログイン後にコマンドプロンプトを待機させる秒数、デフォルト値は 5 です |
Times to Retry Power On Operation | retry_on | 電源オンの動作を再試行する回数、デフォルト値は 1 です |
Port (Outlet) Number | port | 物理的なプラグ番号または仮想マシン名 |
Delay (optional) | delay | フェンシング開始までに待機させる秒数、デフォルト値は 0 です |
RHEV-M REST API のデバイスを追加する際に使用する設定画面を図4.21「RHEV-M REST API」 に示します。
図4.21 RHEV-M REST API
RHEV-M REST API デバイス用のフェンスデバイスインスタンスを作成するコマンドです。
ccs -f cluster.conf --addfencedev rhevmtest1 agent=fence_rhevm ipaddr=192.168.0.1 login=root passwd=password123 \ power_wait=60 ssl=on
cluster.conf
ファイル内の fence_rhevm
デバイス用のエントリーを以下に示します。
<fencedevices> <fencedevice agent="fence_rhevm" ipaddr="192.168.0.1" login="root" name="rhevmtest1" passwd="password123" \ power_wait="60" ssl="on"/> </fencedevices>