6.15. OpenStack
次のサンプル Playbook は、nova_compute
Ansible OpenStack クラウドモジュールを呼び出し、認証情報を必要とします。
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auth_url
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username
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password
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project name
これらのフィールドは、環境変数 OS_CLIENT_CONFIG_FILE
を通じて Playbook で利用できるようになります。これは、クラウド認証情報の内容に基づいてコントローラーによって書き込まれた YAML ファイルを指します。次のサンプル Playbook は、YAML ファイルを Ansible 変数空間にロードします。
- OS_CLIENT_CONFIG_FILE の例:
- Playbook の例:
6.15.1. Amazon Web Services リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Amazon Web Services (AWS) クラウド認証情報は Playbook の実行時に以下の環境変数として公開されます (ジョブテンプレートで、設定に必要なクラウド認証情報を選択します):
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AWS_ACCESS_KEY_ID
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AWS-SECRET_ACCESS_KEY
各 AWS モジュールは、aws_access_key_id
または aws_secret_access_key
モジュールオプションを設定することなく、コントローラーでの実行時にこれらの認証情報を暗黙的に使用します。
6.15.2. Google リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Google クラウド認証情報は、Playbook の実行時に以下の環境変数として公開されます (ジョブテンプレートで、設定に必要なクラウド認証情報を選択します)。
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GCE_EMAIL
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GCE_PROJECT
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GCE_CREDENTIALS_FILE_PATH
各 Google モジュールは、service_account_email
、project_id
、または pem_file
モジュールオプションを設定することなく、コントローラーでの実行時にこれらの認証情報を暗黙的に使用します。
6.15.3. Azure リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Azure クラウド認証情報は、Playbook の実行時に以下の環境変数として公開されます (ジョブテンプレートで、設定に必要なクラウド認証情報を選択します)。
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AZURE_SUBSCRIPTION_ID
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AZURE_CERT_PATH
各 Azure モジュールは、subscription_id
または management_cert_path
モジュールオプションを設定せずにコントローラー経由で実行されるときに、これらの認証情報を暗黙的に使用します。
6.15.4. VMware リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
VMware クラウド認証情報は、Playbook の実行時に以下の環境変数として公開されます (ジョブテンプレートで、設定に必要なクラウド認証情報を選択します)。
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VMWARE_USER
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VMWARE_PASSWORD
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VMWARE_HOST
次のサンプル Playbook は、これらの認証情報の使用法を示しています。