14.6. アドホックコマンドの実行
アドホック とは、オーケストレーション言語 (/usr/bin/ansible-playbook) ではなく、/usr/bin/ansible を使用して Ansible でクイックコマンドを実行することを指します。アドホックコマンドの例としては、インフラストラクチャー内の 50 台のマシンを再起動することが考えられます。アドホックで可能なことは、Playbook に記述して実現できます。Playbook では、他の多くの操作を結合することもできます。
アドホックコマンドを実行するには、次の手順を使用します。
手順
-
ナビゲーションパネルから
を選択します。 - アドホックコマンドを実行するインベントリー名を選択します。
- Hosts または Groups タブからインベントリーソースを選択します。インベントリーソースは、単一のグループまたはホスト、選択した多数のホスト、または選択した多数のグループにすることができます。
- をクリックします。コマンドの実行ウィンドウが開きます。
以下の情報を入力します。
モジュール: コマンドの実行での使用をサポートしているモジュールのいずれかを選択します。
command
apt_repository
mount
win_service
shell
apt_rpm
ping
win_updates
yum
service
selinux
win_group
apt
group
setup
win_user
apt_key
user
win_ping
win_user
- Arguments: 選択したモジュールで使用する引数を指定します。
-
Limit: インベントリー内のターゲットホストに使用される制限を入力します。インベントリー内のすべてのホストをターゲットにするには、
all
または*
を入力するか、フィールドを空白のままにします。これには、起動ボタンをクリックする前に、先ほどのビューで選択した内容が自動的に入力されます。 - Machine Credential: リモートホストにアクセスしてコマンドを実行するときに使用する認証情報を選択します。Ansible がリモートホストにログインするために必要なユーザー名と SSH キーまたはパスワードを含む認証情報を選択します。
- Verbosity: 標準出力の詳細レベルを選択します。
- Forks: 必要な場合には、コマンドの実行中に使用する並列または同時プロセスの数を選択します。
- Show Changes: 標準出力での Ansible の変更の表示を有効にする場合に選択します。デフォルトは OFF です。
-
Enable Privilege Escalation: 有効にすると、Playbook は管理者権限で実行されます。これは、
ansible
コマンドで--become
オプションを指定することと同じです。 - 追加の変数: このインベントリーの実行時に適用される追加のコマンドライン変数を提供します。JSON または YAML 構文を使用して変数を入力します。ラジオボタンを使用して、その 2 つを切り替えます。
- をクリックして、アドホックコマンドを実行する実行環境を選択します。
- をクリックして、使用する認証情報を選択します。
- Output タブに表示されます。 をクリックします。結果は、モジュールのジョブウィンドウの