5.2. ユーザーの管理
ユーザー管理機能により、システム管理者は Red Hat Ceph Storage クラスターのユーザーを作成、更新、削除することができます。
Red Hat Ceph Storage クラスターでユーザーを作成または削除する場合、キーをクライアントに配布して、キーリングに追加する必要がある場合があります。詳細は、「Keyring Management」を参照してください。
5.2.1. ユーザーの一覧表示
ストレージクラスターのユーザーを一覧表示するには、以下を実行します。
# ceph auth list
Ceph はストレージクラスター内の全ユーザーを一覧表示します。例えば、2 ノードの例示的なストレージクラスタでは、ceph auth list
は以下のようなものを出力します。
installed auth entries: osd.0 key: AQCvCbtToC6MDhAATtuT70Sl+DymPCfDSsyV4w== caps: [mon] allow profile osd caps: [osd] allow * osd.1 key: AQC4CbtTCFJBChAAVq5spj0ff4eHZICxIOVZeA== caps: [mon] allow profile osd caps: [osd] allow * client.admin key: AQBHCbtT6APDHhAA5W00cBchwkQjh3dkKsyPjw== caps: [mds] allow caps: [mon] allow * caps: [osd] allow * client.bootstrap-mds key: AQBICbtTOK9uGBAAdbe5zcIGHZL3T/u2g6EBww== caps: [mon] allow profile bootstrap-mds client.bootstrap-osd key: AQBHCbtT4GxqORAADE5u7RkpCN/oo4e5W0uBtw== caps: [mon] allow profile bootstrap-osd
ユーザーの TYPE.ID
記法が適用され、osd.0
は osd
型のユーザーでその ID は 0
、client.admin
は client
型のユーザーでその ID は admin
、つまりデフォルトの client.admin
ユーザーとなることに注意してください。また、各エントリーには key: <value>
エントリーがあり、1 つ以上の caps:
エントリーがあることに注意してください。
ceph auth list
で -o <file_name>
オプションを使用して、出力をファイルに保存できます。