8.2. Schema


ceph daemon .. perf schema コマンドは、利用可能なメトリックを出力します。各メトリックには、関連付けられたビットフィールド値タイプがあります。

メトリックのスキーマを表示するには、以下を実行します。

# ceph daemon <daemon_name> perf schema

注記

デーモンを実行するノードから ceph daemon コマンドを実行する必要があります。

Monitor ノードから ceph daemon .. perf schema コマンドを実行するには、以下を実行します。

# ceph daemon mon.`hostname -s` perf schema

{
    "cluster": {
        "num_mon": {
            "type": 2
        },
        "num_mon_quorum": {
            "type": 2
        },
        "num_osd": {
            "type": 2
        },
        "num_osd_up": {
            "type": 2
        },
        "num_osd_in": {
            "type": 2
        },
...

OSD ノードから ceph daemon .. perf schema コマンドを実行するには、以下を実行します。

# ceph daemon osd.0 perf schema

...
"filestore": {
        "journal_queue_max_ops": {
            "type": 2
        },
        "journal_queue_ops": {
            "type": 2
        },
        "journal_ops": {
            "type": 10
        },
        "journal_queue_max_bytes": {
            "type": 2
        },
        "journal_queue_bytes": {
            "type": 2
        },
        "journal_bytes": {
            "type": 10
        },
        "journal_latency": {
            "type": 5
        },
...

表8.1 ビットフィールド値の定義
ビット意味

1

浮動小数点数

2

署名されていない 64 ビットの整数値

4

平均 (合計 + カウント)

8

カウンター

各値には、型 (浮動小数点または整数値) を示すビット 1 または 2 が設定されます。ビット 4 が設定されている場合、読み取る値は合計とカウントの 2 つになります。詳細は、「平均数と合計」 を参照してください。ビット 8 が設定されている場合、以前の間隔の平均は、以前の読み取り以降、合計差分になります。これは、カウントデルタで除算されます。値を除算すると、有効期間の平均値が提供されることになります。通常、これらはレイテンシー、リクエスト数、およびリクエストレイテンシーの合計を測定するために使用されます。ビットの値は組み合わせられます (例: 5、6、10)。ビット値 5 は、ビット 1 とビット 4 の組み合わせです。つまり、平均は浮動小数点の値になります。ビット値 6 は、ビット 2 とビット 4 の組み合わせです。これは、平均値が整数になることを意味します。ビット値 10 は、ビット 2 とビット 8 の組み合わせです。これは、カウンター値が整数値であることを意味します。

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