4.2. 使用例
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noin
: フラッピング OSD に対応するために、多くの場合noout
と一緒に使用されます。 -
noout
:mon osd report timeout
を超え、OSD がモニターに報告されていない場合には、OSD はout
とマークされます。誤って発生する場合は、問題のトラブルシューティング中に OSD がout
とマークされないようにnoout
を設定できます。 -
noup
: 一般的に、nodown
で使用され、フラグッピング OSD に対応します。 -
nodown
: ネットワークの問題が Ceph の「heartbeat」プロセスが中断する可能性があり、OSD がup
にある可能性がありますが、down をマークされる場合もあります。nodown
を設定すると、問題のトラブルシューティング中に OSD が down をマークされないようにできます。 -
full
: クラスターがfull_ratio
に到達する場合は、事前にクラスターをfull
に設定し、容量を拡張することができます。注記: クラスターをfull
に設定すると書き込み操作ができなくなります。 -
pause
: クライアントがデータの読み取りおよび書き込みを行わずに実行中の Ceph クラスターをトラブルシューティングする必要がある場合は、クライアントの操作を防ぐためにクラスターを一時停止
するように設定できます。 -
nobackfill
: OSD またはノードを一時的にdown
する必要がある場合 (デーモンのアップグレードなど)、nobackfill
を設定して OSD がdown
状態である間は Ceph がバックフィルを行わないようにすることができます。 -
norecover
: OSD を置き換える必要がえあり、ディスクをホットスワップする間に PG を別の OSD に復元しないようする場合は、他の OSD のセットが他の OSD に新しいセットをコピーしないように、norecover
も設定できます。 -
noscrub
およびnodeep-scrubb
: スクラビングの発生を防ぐには (例: 高負荷、リカバリー、バックフィル、リバランス中にオーバヘッドを軽減する)、noscrub
とnodeep-scrub
のいずれかまたは両方を設定して、クラスターが OSD をスクラビングしないようにすることができます。 -
notieragent
: 階層エージェントプロセスで、バッキングストレージ層にコールドオブジェクトを検索しないようにするには、notieragent
を設定する可能性があります。