2.10. イメージ機能の有効化および無効化
fast-diff
、exclusive-lock
、object-map
、deep-flatten
などのブロックデバイスイメージはデフォルトで有効です。これらのイメージ機能は、すでに存在するイメージに対して有効/無効を設定することができます。
ディープフラット化
機能は、既存のイメージでのみ無効にできますが、有効化できません。ディープフラット化
を使用するには、イメージ作成時に有効化します。
前提条件
- 稼働中の Red Hat Ceph Storage クラスターがある。
- クライアントノードへの root レベルのアクセス。
手順
プール内の特定のイメージから情報を取得します。
構文
rbd --image POOL_NAME/IMAGE_NAME info
例
[ceph: root@host01 /]# rbd --image pool1/image1 info
機能を有効にします。
構文
rbd feature enable POOL_NAME/IMAGE_NAME FEATURE_NAME
pool1
プールのimage1
イメージでexclusive-lock
機能を有効にするには、以下を実行します。例
[ceph: root@host01 /]# rbd feature enable pool1/image1 exclusive-lock
重要fast-diff
およびobject-map
機能を有効にする場合には、オブジェクトマップを再構築します。+ 構文
rbd object-map rebuild POOL_NAME/IMAGE_NAME
機能を無効にします。
構文
rbd feature disable POOL_NAME/IMAGE_NAME FEATURE_NAME
pool1
プールのimage1
イメージでfast-diff
機能を無効にするには、以下を実行します。例
[ceph: root@host01 /]# rbd feature disable pool1/image1 fast-diff