2.6. ブロックデバイスイメージのサイズ変更
Ceph ブロックデバイスイメージはシンプロビジョニングされています。データの保存を開始する前に、実際には物理ストレージを使用しません。ただし、--size
オプションでは、設定する最大容量があります。
前提条件
- 稼働中の Red Hat Ceph Storage クラスターがある。
- クライアントノードへの root レベルのアクセス。
手順
デフォルトの
rbd
プールの Ceph ブロックデバイスイメージの最大サイズを増やすには、以下を実行します。構文
rbd resize --image IMAGE_NAME --size SIZE
例
[root@rbd-client ~]# rbd resize --image image1 --size 1024
デフォルトの
rbd
プールの Ceph ブロックデバイスイメージの最大サイズを減らすには、以下を実行します。構文
rbd resize --image IMAGE_NAME --size SIZE --allow-shrink
例
[root@rbd-client ~]# rbd resize --image image1 --size 1024 --allow-shrink
特定のプールの Ceph ブロックデバイスイメージの最大サイズを増やすには、以下を実行します。
構文
rbd resize --image POOL_NAME/IMAGE_NAME --size SIZE
例
[root@rbd-client ~]# rbd resize --image pool1/image1 --size 1024
特定のプールの Ceph ブロックデバイスイメージの最大サイズを減らすには、以下を実行します。
構文
rbd resize --image POOL_NAME/IMAGE_NAME --size SIZE --allow-shrink
例
[root@rbd-client ~]# rbd resize --image pool1/image1 --size 1024 --allow-shrink