8.5. ブレークポイントの設定


新しいブレークポイントの設定

特定の行に新しいブレークポイントを設定するには、以下を行います。

(gdb) break file_name:line_number

特定の関数でブレークポイントを設定することもできます。

(gdb) break file_name:function_name

例8.5 新しいブレークポイントの設定

この例では、例8.1「デバッグ情報を使用した C プログラムのコンパイル」 に一覧表示されている fibonacci.c ファイルをデバッグ情報を使用してコンパイルしていることを前提としています。

10 行目で新しいブレークポイントを設定します。

(gdb) break 10
Breakpoint 1 at 0x4004e5: file fibonacci.c, line 10.

ブレークポイントの一覧表示

現在設定されているブレークポイントの一覧を表示するには、次のコマンドを実行します。

(gdb) info breakpoints

例8.6 ブレークポイントの一覧表示

この例では、例8.5「新しいブレークポイントの設定」 の手順に従っていることを前提としています。

現在設定されているブレークポイントの一覧を表示します。

(gdb) info breakpoints
Num     Type           Disp Enb Address            What
1       breakpoint     keep y   0x00000000004004e5 in main at fibonacci.c:10

既存のブレークポイントの削除

特定の行に設定されているブレークポイントを削除するには、次のコマンドを実行します。

(gdb) clear line_number

同様に、特定の関数に設定したブレークポイントを削除するには、次のコマンドを実行します。

(gdb) clear function_name

例8.7 既存のブレークポイントの削除

この例では、例8.1「デバッグ情報を使用した C プログラムのコンパイル」 に一覧表示されている fibonacci.c ファイルをデバッグ情報を使用してコンパイルしていることを前提としています。

7 行目で新しいブレークポイントを設定します。

(gdb) break 7
Breakpoint 2 at 0x4004e3: file fibonacci.c, line 7.

このブレークポイントを削除します。

(gdb) clear 7
Deleted breakpoint 2
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