8.6. ネットワーク
dhcp-client パッケージが削除される
ISC DHCP クライアントがアップストリームでメンテナンスされなくなったため、RHEL 10 では dhcp-client パッケージが削除されました。その結果、dhclient ユーティリティーは使用できなくなり、NetworkManager で DHCP クライアントとして使用できなくなります。代わりに、以前の RHEL バージョンでもデフォルトだった NetworkManager 内部 DHCP クライアントを使用します。
ネットワークチームドライバーが削除される
teamd サービスと libteam ライブラリーは Red Hat Enterprise Linux 10 で削除されました。ネットワークチームの代わりにボンディングを設定してください。
Red Hat は、機能が類似するボンディングとチームの機能を 2 つ管理しなくてもいいように、カーネルベースのボンディングに注力しています。ボンディングコードは、顧客の採用率が高く、堅牢で、活発なコミュニティー開発が行われています。その結果、ボンディングコードは拡張、更新されます。
RHEL 9 でネットワークチームを使用しており、RHEL 10 にアップグレードする予定の場合は、アップグレードする前に ネットワークチームの設定をネットワークボンディングに移行 してください。
Jira:RHELDOCS-20862[1]
mlx4 ドライバーが RHEL 10.0 から削除される
RHEL 10.0 リリースでは、Mellanox ConnectX-3 ネットワークインターフェイスコントローラー (NIC) の mlx4 ドライバーが削除されました。新しいドライバーと互換性のある別の NIC を使用する必要があります。
Jira:RHEL-40070[1]