16.4. 証明書認証を有効にするためのブラウザーの設定
WebUI を使用した Identity Management (IdM) へのログイン時に証明書で認証できるようにするには、ユーザーおよび関連の認証局 (CA) 証明書を Mozilla Firefox または Google Chrome ブラウザーにインポートする必要があります。ブラウザーが実行しているホスト自体は、IdM ドメインの一部である必要はありません。
IdM が WebUI への接続をサポートしているブラウザーは以下のとおりです。
- Mozilla Firefox 38 以降
- Google Chrome 46 以降
次の手順は、Mozilla Firefox 57.0.1 ブラウザーを設定する方法を説明します。
前提条件
- PKCS#12 形式で自由にブラウザーにインポートできる ユーザー証明書 がある。
手順
Firefox を開き、
Preferences
Privacy & Security
に移動します。設定のプライバシーおよびセキュリティーセクション
プライバシーおよびセキュリティーで証明書を表示
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Your Certificates
タブで、 をクリックします。PKCS12 形式のユーザー証明書を見つけて開きます。 をクリックし、 をクリックします。 Identity Management 認証局が、Firefox で信頼できる認証局として認識されていることを確認します。
IdM CA 証明書をローカルに保存します。
Firefox アドレスバーに IdM サーバーの名前を入力し、IdM の Web UI に移動します。接続が安全ではないことを警告するページで、
Advanced
をクリックします。安全ではない接続
Add Exception
で例外を追加します。View
をクリックします。証明書の詳細の表示
Details
タブで、Certificate Authority
フィールドを強調表示します。CA 証明書のエクスポート
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CertificateAuthority.crt
ファイルとして保存し、 をクリックして、 をクリックします。 をクリックします。CA 証明書を、
IdM CA 証明書を、信頼できる認証局の証明書として Firefox にインポートします。
Firefox を起動し、設定に移動して、
に移動します。設定のプライバシーおよびセキュリティーセクション
プライバシーおよびセキュリティーで証明書を表示
-
Authorities
タブで、 をクリックします。CertificateAuthority.crt
ファイルで、上の手順で保存した CA 証明書を見つけて開きます。証明書を信頼し、Web サイトを識別したら、 をクリックし、 をクリックします。
- Identity Management ユーザーとして証明書を使用した Identity Management Web UI の認証 に進みます。