第25章 certmonger を使用したサービスの IdM 証明書の取得
25.1. Certmonger の概要 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Identity Management (IdM) が統合 IdM 認証局 (CA) とともにインストールされていると、certmonger サービスを使用してシステムおよびサービス証明書を追跡し、更新します。証明書の期限が切れると、certmonger は次の方法で更新プロセスを管理します。
- 元の要求で指定されているオプションを使用して、証明書署名要求 (CSR) を再生成します。
-
IdM API の
cert-requestコマンドを使用して、CSR を IdM CA に送信します。 - IdM CA から証明書を受け取ります。
- pre-save コマンドを実行します (元の要求で指定されている場合)。
-
更新要求で指定されている場所 (
NSSデータベースまたはファイル) に新しい証明書をインストールします。 post-save コマンドを実行します (元の要求で指定されている場合)。たとえば、post-save コマンドは、関連するサービスを再起動するように
certmongerに指示し、サービスが新しい証明書が取得できるようにします。certmongerが追跡する証明書の種類- 証明書は、システム証明書とサービス証明書に分けることができます。
さまざまなサーバーのさまざまなキーペアと発行名を持つサービス証明書 (HTTP、LDAP、PKINIT など) とは異なり、IdM システム証明書とその鍵はすべての CA レプリカで共有されます。IdM システム証明書には、以下が含まれます。
-
IdM CA認証 -
OCSP署名証明書 -
IdM CA subsystem証明書 -
IdM CA audit signing証明書 -
IdM renewal agent(RA) 証明書 -
KRAトランスポート証明書およびストレージ証明書
certmonger サービスは、統合 CA を使用した IdM 環境のインストール時に要求された IdM システム証明書およびサービス証明書を追跡します。Certmonger は、IdM ホスト上で実行されている他のサービスに対してシステム管理者が手動で要求した証明書も追跡します。Certmonger では、外部 CA 証明書またはユーザー証明書は追跡されません。
- Certmonger のコンポーネント
certmongerサービスは、2 つの主要コンポーネントで構成されています。-
certmonger daemon。証明書のリストを追跡し、更新コマンドを起動するエンジンです。 -
コマンドライン (CLI) 用の
getcertユーティリティー。これにより、システム管理者はcertmongerデーモンにアクティブにコマンドを送信できます。
-
具体的には、システム管理者は、getcert ユーティリティーを使用して以下のことができます。