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2.6. CPU セキュリティーの問題を回避するために同時マルチスレッドを無効にする

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重要

RHEL 7.7.0 で SMT を無効化できるようになりました。

本セクションでは、CPU の同時マルチスレッドを悪用した攻撃が発生した場合に、SMT (Simultaneous Multi Threading) を無効にする方法を説明します。

SMT を無効にすると、以下のような新しいタイプの Intel プロセッサーにおけるセキュリティー脆弱性を回避できます。

  • L1TF
  • MDS
警告

この設定により、システムパフォーマンスが低下する可能性があります。

前提条件

警告

この設定では、システムを再起動する必要があります。

手順

  1. RHEL Web コンソールにログインします。

    詳細は、Web コンソールへのログイン を参照してください。

  2. システム をクリックします。
  3. ハードウェア で、ハードウェア情報をクリックします。

    cockpit smt hardware

  4. CPU セキュリティー で、軽減策 をクリックします。

    このリンクがない場合は、システムが SMT に対応していないため、攻撃を受けません。

  5. CPU セキュリティートグル で、同時マルチスレッドの無効 (nosmt) オプションに切り替えます。

    cockpit smt disable

  6. 保存および再起動 ボタンをクリックします。

システムの再起動後、CPU は同時マルチスレッドを使用しません。

関連情報

SMT を無効にする必要があるセキュリティー攻撃の詳細は、以下を参照してください。

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詳細情報

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