5.8. ファイルシステムおよびストレージ
保護イベントにより、マルチパスデバイスのリロードエラーが発生しなくなりました
以前は、read-only
パスデバイスが再スキャンされると、カーネルは 2 つの書き込み保護イベントを送信しました。1 つはデバイスが read/write
に設定され、次はデバイスが read-only
に設定されています。その結果、パスデバイスで read/write
イベントが検出されると、multipathd
はマルチパスデバイスをリロードしようとしました。これにより、リロードエラーメッセージが表示されました。この更新により、multipathd
は、デバイスの読み取り/書き込みをリロードする前に、すべてのパスが read/write
に設定されていることを確認するようになりました。その結果、multipathd
は、read-only
デバイスが再スキャンされるたびに read/write
をリロードしようとしなくなりました。
(BZ#2017979)
device-mapper-multipath
がバージョン 0.8.7 にリベースされました。
device-mapper-multipath
パッケージがバージョン 0.8.7 にアップグレードされ、バグ修正および機能強化が複数追加されました。主な変更点は、以下のとおりです。
-
multipath
コマンドおよびkpartx
コマンドのメモリーリークを修正しました。 -
multipathd.socket
ユニットファイルから繰り返し発生するエラーを修正 - DELL SC シリーズアレイ、EMC Invista、Symmetrix アレイ (とりわけ) など、より多くのデバイスの自動設定が改善されました。