4.10. ブートローダー
ブートローダーの設定ファイルを CPU アーキテクチャーを通じて統一
GRUB ブートローダーの設定ファイルが、サポートされているすべての CPU アーキテクチャーにおいて、/boot/grub2/
ディレクトリーに格納されるようになりました。GRUB が UEFI システムのメイン設定ファイルとして使用されていた /boot/efi/EFI/redhat/grub.cfg
ファイルは、/boot/grub2/grub.cfg
ファイルを読み込むだけになりました。
この変更により、GRUB 設定ファイルのレイアウトが簡素化され、ユーザーの操作性が向上するとともに、以下のような注目すべきメリットが得られます。
- EFI とレガシー BIOS のどちらでも、同じインストールを起動できます。
- すべてのアーキテクチャーに同じドキュメントとコマンドを使用することができます。
- GRUB 設定ツールは、シンボリックリンクに依存しなくなり、プラットフォーム固有のケースを処理する必要がないため、より堅牢になっています。
- GRUB 設定ファイルの使い方は、CoreOS Assembler(COSA) や OSBuild で生成されたイメージと一致しています。
- GRUB の設定ファイルの使い方は、他の Linux ディストリビューションと同じです。
(JIRA:RHELPLAN-101246)