10.6. カーネル


RHEL 9 で ATM カプセル化が非推奨になりました

非同期転送モード (ATM) カプセル化により、ATM アダプテーションレイヤー 5(AAL-5) のレイヤー 2(ポイントツーポイントプロトコル、イーサネット) またはレイヤー 3(IP) 接続が可能になります。Red Hat は、RHEL 7 以降 ATM NIC ドライバーのサポートを提供していません。ATM 実装のサポートは RHEL 9 で廃止されています。これらのプロトコルは現在、ADSL テクノロジーをサポートし、メーカーによって段階的に廃止されているチップセットのみで使用されています。したがって、ATM カプセル化は Red Hat Enterprise Linux 9 では非推奨です。

詳細は、PPP Over AAL5Multiprotocol Encapsulation over ATM Adaptation Layer 5、および Classical IP and ARP over ATM を参照してください。

Bugzilla:2058153

kexec-toolskexec_load システムコールが非推奨になりました

2 番目のカーネルをロードする kexec_load システムコールは、将来の RHEL リリースではサポートされなくなります。kexec_file_load システムコールは kexec_load に代わるもので、現在はすべてのアーキテクチャーのデフォルトのシステムコールです。

Bugzilla:2113873

RHEL 9 でネットワークチームが非推奨に

teamd サービスおよび libteam ライブラリーは、Red Hat Enterprise Linux 9 では非推奨になり、次回のメジャーリリースでは削除される予定です。代替として、ネットワークチームの代わりにボンディングを設定します。

Red Hat は、機能が類似するボンディングとチームの機能を 2 つ管理しなくてもいいように、カーネルベースのボンディングに注力しています。ボンディングコードは、顧客の採用率が高く、堅牢で、活発なコミュニティー開発が行われています。その結果、ボンディングコードは拡張、更新されます。

ボンディングにチームを移行する方法は、Migrating a network team configuration to network bond を参照してください。

Bugzilla:2013884

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