7.16. ネットワーク RHEL システムロールのネットワーク状態
network
RHEL システムロールは、Playbook でデバイスを設定するための状態設定をサポートしています。これには、network_state
変数の後に状態設定を使用します。
Playbook で network_state
変数を使用する利点:
- 状態設定で宣言型の方法を使用すると、インターフェイスを設定でき、NetworkManager はこれらのインターフェイスのプロファイルをバックグラウンドで作成します。
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network_state
変数を使用すると、変更が必要なオプションを指定できます。他のすべてのオプションはそのまま残ります。ただし、network_connections
変数を使用して、ネットワーク接続プロファイルを変更するには、すべての設定を指定する必要があります。
たとえば、動的 IP アドレス設定でイーサネット接続を作成するには、Playbook で次の vars
ブロックを使用します。
状態設定を含むプレイブック | 通常のプレイブック |
vars: network_state: interfaces: - name: enp7s0 type: ethernet state: up ipv4: enabled: true auto-dns: true auto-gateway: true auto-routes: true dhcp: true ipv6: enabled: true auto-dns: true auto-gateway: true auto-routes: true autoconf: true dhcp: true |
vars: network_connections: - name: enp7s0 interface_name: enp7s0 type: ethernet autoconnect: yes ip: dhcp4: yes auto6: yes state: up |
たとえば、上記のように作成した動的 IP アドレス設定の接続ステータスのみを変更するには、Playbook で次の vars
ブロックを使用します。
状態設定を含むプレイブック | 通常のプレイブック |
vars: network_state: interfaces: - name: enp7s0 type: ethernet state: down |
vars: network_connections: - name: enp7s0 interface_name: enp7s0 type: ethernet autoconnect: yes ip: dhcp4: yes auto6: yes state: down |
関連情報
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/usr/share/ansible/roles/rhel-system-roles.network/README.md
ファイル - Nmstate の概要