8.8. インテグレーションのメモリーおよび CPU 設定属性の調整


インテグレーションのデプロイメント設定オブジェクトを編集することで、特定のインテグレーションの CPU およびメモリーにカスタム値を指定できます。インテグレーションにデフォルトの割り当てよりも多くのメモリーが必要な場合など、インテグレーションのメモリーおよび CPU 設定属性の調整が必要な場合があります。

前提条件

  • Red Hat OpenShift oc クライアントツールがインストール済みであり、Fuse Online がインストールされている OCP クラスターに接続されている必要があります。
  • クラスター管理者権限を持つユーザーから、設定するインテグレーションが含まれるプロジェクトの admin 権限が付与されている必要があります。

手順

  1. Fuse Online インテグレーションが含まれる OpenShift プロジェクトの admin 権限を持つアカウントで OpenShift にログインします。以下に例を示します。

    oc login -u admin -p admin

  2. Fuse Online インテグレーションが含まれるプロジェクトに切り替えます。以下に例を示します。

    oc project my-fuse-online-project

  3. インテグレーションのデプロイメント設定オブジェクトを編集します。

    1. 以下のコマンドを実行すると、通常はエディターでリソースが開かれます。

      oc edit deploymentconfig <i-integration-name>

      たとえば、統合の名前が my-integration の場合は、次のコマンドを入力します。

      oc edit deploymentconfig i-my-integration

    2. 次の例に示すように、spec.containers.resources を設定して CPU とメモリーの値を指定することにより、設定を編集します。

      spec:
        containers:
          resources:
            limits:
              cpu: 350m
          requests:
              memory: 350Mi
    3. 設定を保存します。

結果

変更を保存した後、インテグレーションの Pod が再起動し、新しい Pod が新しい値で実行されます。たとえば、oc describe <intergration-pod-name> コマンド (<intergration-pod-name> を i-my-integration などのインテグレーション Pod の名前に置き換えます) を実行すると、コマンドは新しい次のような値を返します。

    resources:
      limits:
        cpu: 350m
      requests:
        cpu: 350m
        memory: 350Mi

これらの値は、新しいバージョンのインテグレーションをパブリッシュした後でも維持されます。

その他のリソース

OpenShift クラスター管理者は、OpenShift Container Platform での Fuse Online のインストールと操作Fuse Online の設定に使用するカスタムリソース属性の説明 の説明どおりに、Fuse Online のカスタムリソースを更新し、すべてのインテグレーションの CPU およびメモリー属性のデフォルト値を設定することができます。

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