8.2. インテグレーションを使用可能および使用不可能にする
インテグレーションの作成後、これをドラフトとして保存したり、パブリッシュして実行を開始することができます。インテグレーションをパブリッシュする場合、Fuse Online は必要なリソースをアセンブルし、インテグレーションランタイムをビルドします。さらに、インテグレーションを実行する OpenShift Pod をデプロイし、インテグレーションの実行を開始します。
いつでも、ボタンをクリックしてインテグレーションの実行を停止することができます。インテグレーションを再度開始した場合、Fuse Online には必要なものがすでに揃っているため、パブリッシュして初めて実行したときよりも開始に時間がかかりません。
最初にインテグレーションのバージョンを開始するプロセスは、インテグレーションのパブリッシュと呼ばれます。詳細は以下のセクションを参照してください。
8.2.1. インテグレーションのパブリッシュ
初めてインテグレーションのバージョンを実行するには、パブリッシュします。インテグレーションをパブリッシュするとインテグレーションランタイムがビルドおよびデプロイされます。インテグレーションは実行を開始します。インテグレーションをパブリッシュした後、停止および再起動することができます。インテグレーションの 1 つのバージョンを 1 度に実行することができます。
パブリッシュの代替
最初にインテグレーションを実行するには、以下の 1 つを実行してパブリッシュします。
- インテグレーションの作成または編集手順の最後で、右上の Publish をクリックします。
インテグレーションのドラフトバージョンをパブリッシュします。
- Fuse Online パネルの左側にある Integrations をクリックします。
- インテグレーションのリストで、ドラフトエントリーの右側の をクリックし、Publish を選択します。
パブリッシュの進捗
Fuse Online は、複数のステージがあるパブリッシュプロセスの進捗を表示します。
- Assembling は、インテグレーションのビルドに必要な Pod リソースを作成します。
- Building は、インテグレーションをデプロイするための準備をします。
- Deploying は、インテグレーションを実行する Pod のデプロイメントを待ちます。
- Starting は、Pod がインテグレーションの実行を開始するまで待機します。
- Deployed はインテグレーションが実行されていることを示します。
起動中に View Logs をクリックすると、起動時の情報を提供する OpenShift ログを表示できます。
パブリッシュ後のインテグレーション状態
インテグレーションのパブリッシュが完了すると、Running 状態がインテグレーション名の横に表示されます。Pod がインテグレーションを実行している状態になります。
8.2.2. インテグレーションの停止
インテグレーションごとに、稼働中のバージョンが必ず 1 つ存在します。実行中のバージョンが Running 状態になります。いつでも、インテグレーションの実行を停止できます。
前提条件
停止するインテグレーションは Running 状態になります。
手順
- Fuse Online パネルの左側にある Integrations をクリックします。
- インテグレーションのリストで、実行を停止するインテグレーションのエントリーを特定します。このエントリーは、このインテグレーションが Running 状態であることを示しています。
- このインテグレーションのエントリーの右端にある をクリックし、Stop を選択します。
結果
Fuse Online がインテグレーションの実行を停止します。インテグレーションリストのインテグレーションのエントリーで、Stopping が表示された後に Stopped が表示されます。
8.2.3. インテグレーションの開始
インテグレーションを初めて開始するプロセスは、インテグレーションの実行前に Fuse Online がインテグレーションランタイムを構築する必要があるため、インテグレーションをパブリッシュすると呼ばれます。いつでも、インテグレーションの実行を停止して、再度開始できます。
前提条件
起動するインテグレーションが Stopped 状態である必要があります。
手順
- 左のナビゲーションパネルで Integrations をクリックします。
- インテグレーションのリストで、開始するインテグレーションのエントリーの右にある をクリックします。
- Start を選択します。
結果
Fuse Online は、そのインテグレーションバージョンの状態として Starting を表示し、インテグレーションが再度稼働したときに Running を表示します。
8.2.4. インテグレーションの旧バージョンの再起動
思うように動作しないインテグレーションをパブリッシュする可能性があります。このような場合、適切に動作しないバージョンを停止し、以前パブリッシュした適切に実行されるバージョンに置き換えます。
前提条件
- 稼働しているバージョンのインテグレーションを停止する必要があります。
- 別のバージョンのインテグレーションがあり、それを実行する必要があります。
手順
- 左側のパネルで Integrations をクリックし、この環境のインテグレーションの一覧を表示します。
- 旧バージョンをパブリッシュするインテグレーションのエントリーをクリックします。Fuse Online はインテグレーションのバージョンリストを表示します。
- 実行しているバージョンのエントリーで、右端にある をクリックし、Stop を選択します。
- OK をクリックして、このバージョンの実行を停止することを確認します。
- ページの上部付近にあるインテグレーション名のの右側に Stopped が表示されるまで待ちます。
そのまま旧バージョンをパブリッシュする場合は、次の手順を飛ばします。また、旧バージョンをパブリッシュする前に、更新することもできます。
- 更新するインテグレーションバージョンのエントリーで、右端の をクリックし、Replace Draft を選択します。
- 必要に応じてインテグレーションを更新します。
- 更新が完了したら、右上の Publishをクリックし、再度 Publish をクリックして確認します。これは、次の 2 つのステップの代わりになります。
- そのまま旧バージョンをパブリッシュする場合は、再度実行を開始するインテグレーションバージョンのエントリーで、右端の をクリックし、Start を選択します。
- Start をクリックして、このバージョンのインテグレーションを開始することを確認します。
結果
Fuse Online はインテグレーションを開始します。これには数分かかります。インテグレーションの稼働時、Running version n がインテグレーション名の右側に表示されます。