5.5. API プロバイダークイックスタートインテグレーションの例のインポートおよびパブリッシュ
Fuse Online は、Fuse Online 環境にインポートできる API プロバイダークイックスタートインテグレーションを提供します。このクイックスタートには、タスク管理 API の OpenAPI ドキュメントが含まれています。クイックスタートインテグレーションをインポートした後、フローを確認し、インテグレーションをパブリッシュします。以下の手順の完了後、TaskAPI インテグレーションは稼働状態になり、実行される準備が整います。
API プロバイダークイックスタートは、API プロバイダーインテグレーションを設定、パブリッシュ、およびテストする方法を短時間で理解するのに役立ちます。しかし、API プロバイダーインテグレーションが便利であることを実証する実際の例ではありません。実例として、Fuse Online をすでに使用して、複数のシンプルなインテグレーションをパブリッシュしている場合に、このようなインテグレーションの実行をトリガーするために、OpenAPI ドキュメントを定義できます。これには、パブリッシュ済みのシンプルなインテグレーションとほぼ同じになるように、各 OpenAPI オペレーションのフローを編集します。
前提条件
- Fuse Online がブラウザーで開かれている必要があります。
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OCP で実行している Fuse Online 環境へのサンプルデータの追加 で説明されているように、Fuse Online 環境には
Todo
サンプルアプリケーションとサンプル PostgreSQL データベースが含まれている必要があります。
手順
TaskAPI クイックスタートインテグレーションをインポートします。
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https://github.com/syndesisio/syndesis-quickstarts/tree/1.14/api-provider にアクセスし、
TaskAPI-export.zip
をダウンロードします。 - Fuse Online の左側のナビゲーションパネルで Integrations をクリックします。
- 右上の Import をクリックします。
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ダウンロードした
TaskAPI-export.zip
ファイルを Import ページにドラッグします。Fuse Online は、ファイルが正常にインポートされたことを示します。 - 左側のナビゲーションパネルで Integrations をクリックし、先ほどインポートした TaskAPI インテグレーションのエントリーを表示します。設定が必要であるとエントリーに表示されますが、このインテグレーションをパブリッシュする準備は整っています。
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https://github.com/syndesisio/syndesis-quickstarts/tree/1.14/api-provider にアクセスし、
- TaskAPI エントリーで をクリックした後、Edit をクリックしてこの API によって提供されるオペレーションのリストを表示します。
各オペレーションのフローを確認するには、以下を行います。
Edit flow ボタンをクリックし、そのフローのビジュアライゼーションを表示します。
各フローにはすでに 1 つのデータベースコネクション、1 つ以上のデータマッパーステップ、およびフローを終了する 1 つの Provided API Return Path ステップが存在します。
- Invoke SQL ステップでは Configure をクリックし、コネクションが実行する SQL ステートメントを表示します。その後、Cancel をクリックし、オペレーションのビジュアライゼーションフローに戻ります。
- データマッパーステップでは、Configure をクリックし、マッピングを表示します。その後、Cancel をクリックしてビジュアライゼーションに戻ります。
- 各オペレーションのフローの最終ステップである Provided API Return Path ステップでは、Configure をクリックし、オペレーションによって呼び出し元に送信された可能性がある HTTP リターンコードを表示します。Cancel をクリックしてビジュアライゼーションに戻ります。
- オペレーションのフローの確認後、ドロップダウンメニューで Integrations> TaskAPI> Operation の順にクリックし、別のオペレーションを選択します。
- この手順を繰り返し、各フローを確認します。
フローの確認後、Publish をクリックします。必要な場合はインテグレーション名を編集し、Save and publish をクリックします。
Fuse Online は、このインテグレーションの概要ページを表示し、アセンブル、ビルド、デプロイ、およびインテグレーションの実行中にパブリッシュの進捗を表示します。
TaskAPI インテグレーション概要ページに Running が表示されると、Fuse Online は Task API サービスの外部 URL を表示します。以下のような URL が表示されます。
https://i-task-api-proj319352.6a63.fuse-ignite.openshiftapps.com/api/
これは、Task API サービスを利用できる場所を示しています。REST API 呼び出しは、このベース URL で始まる URL を指定します。
Fuse Online を OpenShift Container Platform で使用し、外部 URL がインテグレーションの概要ページにない場合、Red Hat 3scale の検出は有効になっています。これは、Red Hat 3scale によってインテグレーションの API へのアクセスが制御され、API プロバイダーインテグレーションもパブリッシュされることを意味します。インテグレーションをテストするには、3scale ダッシュボードを開き、インテグレーションの URL を取得します。
インテグレーションの API へのアクセスを 3scale が制御しないようにするには、検出を無効にします。これは、Fuse Online でインテグレーションの概要ページを表示して行います。このページの Disable discovery をクリックします。インテグレーションが Fuse Online によって再パブリッシュされ、インテグレーションの実行を呼び出すための外部 URL が提供されます。
各 API プロバイダーインテグレーションの検出を有効または無効にすることができます。