9.5.22. PrestoDB トランスレーター(prestodb)
また、「 JDBC 翻訳者」の情報 も参照してください。
タイプ名 prestodb によって認識される PrestoDB トランスレーターは、Presto データソースへのクエリー機能を公開します。データ統合に関しては、PrestoDB には Data Virtualization と同様の機能がありますが、複数のワーカーノードを使用した分散クエリーの実行についてはそれ以上になります。Data Virtualization の実行モデルは単一の実行ノードに制限され、クエリーをソースにプッシュすることに重点を置いています。Data Virtualization は、より完全なクエリー機能と多くのエンタープライズ機能を提供します。
機能
PrestoDB トランスレーターは SELECT
ステートメントでのみ使用できます。トランスレーターは、制限された機能セットを提供します。
PrestoDB はリレーショナルデータベースモデルを公開するため、Data Virtualization は Oracle、Db2 などの他のソースと同様に使用できます。PrestoDB の設定に関する情報は、Presto ドキュメントを参照してください。
SQL JOIN 操作では、PrestoDB は複数の ORDER BY
列もサポートします。複数の ORDER BY
列を含む JOIN 操作中にエラーが発生した場合は、translator プロパティー supportsOrderBy
を設定して、ORDER BY
句の使用を無効にします。
サブキューに null 値を含めると、Presto のバージョンによってはエラーを生成します。
PrestoDB はトランザクションをサポートしません。この制限によって生じる問題を解決するには、データソースを非トランザクションとして定義します。
デフォルトでは、PrestoDB のすべてのカタログには information_schema
があります。複数のカタログを設定する必要がある場合、テーブルのエラーが重複すると、仮想データベースのデプロイメントが失敗する場合があります。テーブルの重複エラーを防ぐには、インポートオプションを使用してスキーマをフィルタリングします。
複数の Presto カタログを設定する場合は、以下のインポートオプションのいずれかを使用して、ソースのスキーマとテーブルをフィルターします。
-
Presto のソース
カタログ
の名前に一致するように、catalog を特定のカタログ名に設定します。 -
schemaName
を正規表現に設定し、結果の一致でスキーマをフィルターします。 -
excludeTables
を正規表現に設定し、結果に一致するテーブルをフィルターします。