3.6.6. Ceph Storage ノードのアップグレード


director は upgrade-non-controller.sh コマンドを使用して、major-upgrade-pacemaker-init.yaml 環境ファイルからコントローラー以外の各ノードに渡されるアップグレードスクリプトを実行します。このステップでは、以下のコマンドで各 Ceph Storage ノードをアップグレードします。

各 Ceph Storage ノードをアップグレードします。

$ for NODE in `openstack server list -c Name -f value --name ceph` ; do upgrade-non-controller.sh --upgrade $NODE ; done
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各 Ceph Storage ノードの /var/log/yum.log ファイルをチェックして、カーネル または openvswitch パッケージのメジャーまたはマイナーバージョンが更新されているかどうかを確認します。その場合は、各 Ceph Storage ノードのリブートを実施します。

  1. Ceph MON またはコントローラーノードにログインして、Ceph Storage クラスターのリバランスを一時的に無効にします。

    $ sudo ceph osd set noout
    $ sudo ceph osd set norebalance
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  2. リブートする最初の Ceph Storage ノードを選択して、ログインします。
  3. ノードをリブートします。

    $ sudo reboot
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  4. ノードがブートするまで待ちます。
  5. ノードにログインして、クラスターのステータスを確認します。

    $ sudo ceph -s
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    pgmap により、すべての pgs が正常な状態 (active+clean) として報告されることを確認します。

  6. ノードからログアウトして、次のノードをリブートし、ステータスを確認します。全 Ceph Storage ノードがリブートされるまで、このプロセスを繰り返します。
  7. 完了したら、Ceph MON またはコントローラーノードにログインして、クラスターのリバランスを再度有効にします。

    $ sudo ceph osd unset noout
    $ sudo ceph osd unset norebalance
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  8. 最終のステータスチェックを実行して、クラスターが HEALTH_OK を報告していることを確認します。

    $ sudo ceph status
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注記

コントローラーノードにログインし、pcs status コマンドを実行して、全リソースがコントローラークラスターでアクティブかどうかを確認します。エラーが発生したリソースがある場合には、pcs resource cleanup を実行してエラーを消去し、各リソースの状態を Started に設定します。引き続きエラーが発生する場合は、Red Hat に連絡してアドバイス/サポートをリクエストしてください。

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