6.2.4. Clair データソースの使用
コンテナーイメージをスキャンする前に、Clair はコンテナーがビルドされたオペレーティングシステムを判別しようとします。これは、そのイメージ内の特定のファイル名を検索して行います (表 1 を参照)。Clair がオペレーティングシステムを認識したら、特定のセキュリティーデータベースを使用して脆弱性の有無を確認します (表 2 を参照)。
オペレーティングシステム | OS タイプを特定するファイル |
---|---|
Redhat/CentOS/Oracle | etc/oracle-release etc/centos-release etc/redhat-release etc/system-release |
Alpine | etc/alpine-release |
Debian/Ubuntu: | etc/os-release usr/lib/os-release etc/apt/sources.list |
Ubuntu | etc/lsb-release |
Clair がコンテナーをスキャンするために使用するデータソースが表 2 に表示されています。
各データソースの場所へのアクセスをホワイトリスト化することで Clair が一覧表示されたすべてのデータソースにアクセスできることを確認する必要があります。コードによって動的にビルドされるために完全に完了していない可能性のある一部の URL の最後にワイルドカード文字 (*) を追加する必要がある場合があります。
データソース | 収集されるデータ | ホワイトリストリンク | フォーマット | ライセンス |
---|---|---|---|---|
Debian 6、7、8、不安定な namespace | ||||
Ubuntu 12.04、12.10、13.04、14.04、14.10、15.04、15.10、16.04 namespace | ||||
CentOS 5、6、7 namespace | ||||
Oracle Linux 5、6、7 の namespace | ||||
Alpine 3.3、3.4、3.5 namespace | ||||
汎用的な脆弱性メタデータ | 該当なし | |||
Amazon Linux 2018.03, 2 namespaces |