第4章 インストール
本章では、 はじめての RHN Proxy Server インストールについて説明します。ここでは、2章要件 に記載されている必要条件を満たしているものと仮定しています。 RHN Proxy Server の新しいバージョンに アップグレード する場合は Red Hat 担当者までご連絡ください。
4.1. ベースインストール
RHN Proxy Server は Red Hat Enterprise Linux オペレーティングシステム上で稼働するよう設計されています。したがって、第 1 段階としてディスク、ISO イメージ、またはキックスタートなどでベースとなるオペレーティングシステムをインストールします。オペレーティングシステムのインストール中及びインストール後は、次の点を必ず確認してください。
- 前述したハードウェア要件に従い、パッケージの格納に使用するパーティションに十分な領域を配分します。Red Hat パッケージがキャッシュされるデフォルトの場所は
/var/spool/squid
になり、カスタムパッケージは/var/spool/rhn-proxy
に置かれます。注記
インストールプログラムは/var/spool/squid
がマウントされるパーティション上にある使用可能な容量を自動的に計算し、 その空き容量の最大 60 パーセントを RHN Proxy Server の使用に割り当てます。 - RHN Proxy Server に必要なパッケージをインストールします。
注記
ベースパッケージのみをインストールしてください。 他のパッケージは RHN Proxy Server のインストールが失敗する原とになります。Red Hat Enterprise Linux の各バージョンに必要とされる適切なパッケージグループを取得する方法については 「ソフトウェア要件」 を参照してください。 - プロキシで NTP (Network Time Protocol) を有効にしてから該当のタイムゾーンを選択します。すべてのクライアントシステムは既に
ntpd
デーモンを実行していて正しいタイムゾーンが設定されていなければなりません。 - インストール後に
ipchains
サービスとiptables
サービスを無効にします。