8.6. オンラインバックアップの実行
デバッグ目的でのみ、オンラインバックアップを実行します。
オンラインバックアップに関するリスク
サービスがオンラインの間は、Mongo と Postgres データベース間でデータの不一致が発生する可能性があります。
オンラインバックアップ実行時は、Pulp データベースに影響を与える手順がある場合は、Pulp 部分のバックアップ手順は変更がなくなるまで繰り返されます。Pulp データベースのバックアップは Satellite バックアップの中で最も時間のかかる部分であるため、バックアップ中に Pulp データベースが変更される変更を加えると、バックアップ手順が繰り返されます。
実稼働環境では、スナップショット方法を使用します。詳細は、「スナップショットバックアップの実行」 を参照してください。実稼働環境でオンラインバックアップ方法を使用する場合は、バックアップ中に変更がないように注意して実行してください。
Satellite Server および Capsule Server の他のユーザーにすべての変更を保存するよう指示して、バックアップ中は Satellite サービスが利用できないことを警告してください。バックアップと同じ時間に他のタスクがスケジュールされていないことを確認してください。
前提条件
- バックアップ場所には、バックアップを保存するのに十分な空きディスク領域があること。詳細は、「バックアップサイズの予測」 を参照してください。
手順
オンラインバックアップを実行するには、以下のコマンドを入力します。
# satellite-maintain backup online /var/backup_directory