6.6.3.2. ポリシーの管理
管理者は、WebAuthn 関連の操作をレルムごとに WebAuthn Policy
として設定できます。
管理者は、Admin Console
で以下の操作を実行します。
-
Authentication
タブを開きます。WebAuthn Policy -
項目を設定し、
Save
をクリックします。
設定可能な項目とその説明を以下に示します。
設定 | 説明 |
---|---|
エンティティー名の使用 | 人間が判読できるサーバー名を WebAuthn Relying Party として実行します。これは、WebAuthn オーセンティケーターの登録の操作に適用される必須の設定です。デフォルト設定は「keycloak」です。詳細は、「WebAuthn Specification」を参照してください。 |
署名アルゴリズム | これは、認証アセンション の署名および検証に使用できる 公開鍵認証情報 に使用する署名アルゴリズムを WebAuthn オーセンティケーターに指示します。複数のアルゴリズムを指定できます。アルゴリズムが指定されていない場合は、ES256 が適合します。デフォルト設定は ES256 です。これは、WebAuthn オーセンティケーターの登録の操作に適用される任意の設定アイテムです。詳細は、「WebAuthn Specification」を参照してください。 |
パート ID の使用 | これは、WebAuthn Relying Party として ID で、公開鍵の認証情報の範囲を決定します。これは、オリジンの有効なドメインでなければなりません。これは、WebAuthn オーセンティケーターの登録の操作に適用される任意の設定アイテムです。エントリーを入力しないと、Red Hat Single Sign-On サーバーのベース URL のホストの部分が適用されます。詳細は、「WebAuthn Specification」を参照してください。 |
証明の伝達設定 | これは、ブラウザー (WebAuthn クライアント)で WebAuthnAPI 実装に、Attestation ステートメントの生成方法の優先度を指示します。これは、WebAuthn オーセンティケーターの登録の操作に適用される任意の設定アイテムです。オプションが選択されていない場合、その動作は「none」の選択と同じになります。詳細は、「WebAuthn Specification」を参照してください。 |
オーセンティケーター添付 | これは、WebAuthn オーセンティケーターの許容割り当てパターンを WebAuthn Client に伝えます。これは、WebAuthn オーセンティケーターの登録の操作に適用される任意の設定アイテムです。このオプションが選択されていない場合、WebAuthn Client はアタッチメントパターンを考慮しません。詳細は、「WebAuthn Specification」を参照してください。 |
識別キーが必要 | これは WebAuthn オーセンティケーターに対し、公開鍵認証情報を クライアント側の公開鍵認証情報ソース として生成するよう指示します。これは、WebAuthn オーセンティケーターの登録の操作に適用される任意の設定アイテムです。オプションが選択されていない場合、その動作は「No」を選択するのと同じになります。詳細は、「WebAuthn Specification」を参照してください。 |
ユーザー検証要件 | WebAuthn オーセンティケーターに対して、ユーザーが実際に検証されていることを確認するように指示します。これは、WebAuthn オーセンティケーターの登録と認証の操作に適用される任意の設定アイテムです。オプションが選択されていない場合、その動作は「推奨」を選択することと同じになります。詳細は、「WebAuthn Specification for registering a WebAuthn authenticator」および「WebAuthn Specification for authenticating the user by a WebAuthn authenticator」を参照してください。 |
タイムアウト | WebAuthn オーセンティケーターに登録し、WebAuthn オーセンティケーターでユーザーを認証するタイムアウト値を秒単位で指定します。0 に設定した場合は、WebAuthn オーセンティケーターの実装によって異なります。デフォルト値は 0 です。詳細は、「WebAuthn Specification for registering a WebAuthn authenticator」および「WebAuthn Specification for authenticating the user by a WebAuthn authenticator」を参照してください。 |
同じオーセンティケーター登録の回避 | 「ON」に設定すると、登録済みの WebAuthn オーセンティケーターが登録できません。これは、WebAuthn オーセンティケーターの登録の操作に適用されます。デフォルト設定は「OFF」です。 |
許可される AAGUID | WebAuthn オーセンティケーターを登録することができる AAGUID のホワイトリストこれは、WebAuthn オーセンティケーターの登録の操作に適用されます。このリストにエントリーが設定されていない場合は、すべての WebAuthn オーセンティケーターを登録できます。 |