2.6.6. イメージ脆弱性ポリシーの管理
設定ポリシーコントローラーは、イメージの脆弱性ポリシーのステータスを監視します。イメージ脆弱性ポリシーを適用すると、コンテナーに脆弱性があるかどうかを確認することができます。イメージ脆弱性ポリシーの作成、適用、表示、および更新について説明します。
2.6.6.1. イメージ脆弱性ポリシーの作成
コマンドラインインターフェース (CLI) またはコンソールから、イメージ脆弱性ポリシーの YAML を作成できます。以下のセクションを参照して、イメージ脆弱性ポリシーを作成します。
2.6.6.1.1. CLI からのイメージ脆弱性ポリシーの作成
CLI からイメージ脆弱性ポリシーを作成するには、以下の手順を実行します。
以下のコマンドを実行して、イメージ脆弱性ポリシーの YAML ファイルを作成します。
kubectl create -f imagevulnpolicy-1.yaml
以下のコマンドを実行してポリシーを適用します。
kubectl apply -f <imagevuln-policy-file-name> --namespace=<namespace>
以下のコマンドを実行してポリシーを表示して検証します。
kubectl get imagevulnpolicy --namespace=<namespace>
イメージ脆弱性ポリシーが作成されました。
2.6.6.1.1.1. CLI からのイメージ脆弱性ポリシーの表示
CLI からイメージ脆弱性ポリシーを表示するには、以下の手順を実行します。
以下のコマンドを実行して、特定のイメージ脆弱性ポリシーの詳細を表示します。
kubectl get imagevulnpolicy <policy-name> -n <namespace> -o yaml
以下のコマンドを実行して、イメージ脆弱性ポリシーの詳細を表示します。
kubectl describe imagevulnpolicy <name> -n <namespace>
2.6.6.1.2. コンソールからのイメージ脆弱性ポリシーの作成
コンソールからイメージ脆弱性ポリシーを作成すると、YAML エディターで YAML ファイルも 作成されます。コンソールからイメージの脆弱性ポリシーを作成するには、以下の手順を実施します。
- コンソールからクラスターにログインします。
- ナビゲーションメニューから Governance をクリックします。
- Create policy をクリックします。
- Specifications フィールドから ImageManifestVulnPolicy を選択します。パラメーターの値は自動的に設定されます。値は編集できます。
- Create をクリックします。
イメージ脆弱性ポリシーが作成されました。
2.6.6.1.3. コンソールからのイメージの脆弱性違反の表示
- ナビゲーションメニューから Governance をクリックし、ポリシー表の一覧を表示します。
policy-imagemanifestvulnpolicy
> Status を選択して、違反のあるクラスター場所を表示します。イメージの脆弱性違反は、以下のように表示されます。
imagemanifestvulns exist and should be deleted: [sha256.7ac7819e1523911399b798309025935a9968b277d86d50e5255465d6592c0266] in namespace default; [sha256.4109631e69d1d562f014dd49d5166f1c18b4093f4f311275236b94b21c0041c0] in namespace calamari; [sha256.573e9e0a1198da4e29eb9a8d7757f7afb7ad085b0771bc6aa03ef96dedc5b743, sha256.a56d40244a544693ae18178a0be8af76602b89abe146a43613eaeac84a27494e, sha256.b25126b194016e84c04a64a0ad5094a90555d70b4761d38525e4aed21d372820] in namespace open-cluster-management-agent-addon; [sha256.64320fbf95d968fc6b9863581a92d373bc75f563a13ae1c727af37450579f61a] in namespace openshift-cluster-version
- Cluster リンクをクリックして OpenShift Container Platform コンソールに移動します。
- OpenShift Container Platform コンソールのナビゲーションメニューから Administration > Custom Resource Definitions の順にクリックします。
-
imagemanifestvulns
> Instances タブを選択して、imagemanifestvulns
インスタンスすべてを表示します。 - 詳細を表示するエントリーを選択します。