5.2. クライアントの認証
5.2.1. クライアント認証方法
ブローカーにクライアント認証を設定するには、以下の方法を使用できます。
- ユーザー名とパスワードベースの認証
以下のオプションのいずれかを使用して、ユーザーの認証情報を直接検証します。
- ブローカーにローカルに保存されるプロパティーファイルのセットに対して認証情報を確認します。また、ブローカーへのアクセスを限定して、ログインモジュールを組み合わせてより複雑なユースケースをサポートする ゲスト アカウントを設定することもできます。
- 中央の X.500 ディレクトリーサーバーに保存されているユーザーデータに対してクライアントクレデンシャルを確認するように、LDAP (Lightweight Directory Access Protocol) ログインモジュールを設定します。
- 証明書ベースの認証
- 双方向 Transport Layer Security (TLS) を設定して、ブローカーとクライアントの両方が相互認証の証明書を提示するようにします。管理者は、承認されたクライアントユーザーおよびロールを定義するプロパティーファイルも設定する必要があります。これらのプロパティーファイルはブローカーに保存されます。
- Kerberos ベースの認証
- Simple Authentication and Security Layer (SASL) フレームワークから GSSAPI メカニズムを使用し、クライアントの Kerberos セキュリティー認証情報を認証するようにブローカーを設定します。
次のセクションでは、ユーザーとパスワードと証明書ベースの認証の両方を設定する方法を説明します。
関連情報
LDAP および Kerberos の完全な認証 および 承認ワークフローの詳細は、以下を参照してください。