18.2. 監査ロギングの有効化
有効化には 3 つの監査ロガーを使用できます。これは、ベース監査ロガー、メッセージ監査ロガー、およびリソース監査ロガーです。
- ベース監査ロガー (org.apache.activemq.audit.base)
- アドレスやキューの作成や削除など、すべての JMX オブジェクトメソッドへの アクセス をログに記録します。ログには、これらの操作が成功したか失敗したかは表示 されません。
- メッセージ監査ロガー (org.apache.activemq.audit.message)
- 実稼働、消費、メッセージの参照などのメッセージ関連のブローカー操作をログに記録します。
- リソース監査ロガー (org.apache.activemq.audit.resource)
- クライアント、ルート、および AMQ Broker 管理コンソールから認証の成功または失敗をログに記録します。また、JMX または管理コンソールからキューの作成、更新、または削除をログに記録し、管理コンソールでメッセージを閲覧します。
各監査ロガーは、互いに独立して有効にできます。デフォルトでは、各監査ロガーは無効になっています ( つまり、ロギングレベルは ERROR
に設定され、監査ロガーの有効なログレベルではありません )。監査ロガーの 1 つを有効にするには、ロギングレベルを INFO
に設定します。以下に例を示します。
logger.org.apache.activemq.audit.base.level=INFO
重要
メッセージ監査ロガーは、ブローカーのパフォーマンス集約型パスで実行されます。ロガーを有効にすると、特にブローカーがメッセージング負荷の高い状態で実行されている場合は、ブローカーのパフォーマンスに悪影響を与える可能性があります。高スループットが必要なメッセージングシステムでは、メッセージ監査ロガーの使用は推奨されません。