15.9. 以前に失敗したデータセンターの再起動
以前失敗したデータセンターがオンラインに戻る場合は、以下の手順に従ってメッセージングシステムの元の状態を復元します。
- Red Hat Ceph Storage クラスターのノードをホストするサーバーを再起動します。
- メッセージングシステムでブローカーを再起動します。
- クライアントアプリケーションから復元されたブローカーへの接続を再確立します。
以下のサブセクションでは、これらのステップを実行する方法を示します。
15.9.1. ストレージクラスターサーバーの再起動
以前障害の発生したデータセンターで Monitor、metadata Server、Manager、および Object Storage Device (OSD) ノードを再起動する際に、Red Hat Ceph Storage クラスターの自己修復を行い、データの冗長性を完全に復元します。このプロセス中に、Red Hat Ceph Storage は必要に応じて復元された OSD ノードにデータを自動的にバックフィルします。
ストレージクラスターが自動的に自己修復され、データ冗長性を完全に復元していることを確認するには、上記の Verifying storage cluster health during a data center outage に記載のコマンドを使用します。これらのコマンドを再実行すると、以前の HEALTH_WARN
メッセージによるパフォーマンスの低下により、100% に戻るまで改善が開始することが分かります。