5.2.3.2. AMQP クライアントの証明書ベースの認証の設定
Simple Authentication and Security Layer (SASL) EXTERNAL メカニズム設定パラメーターを使用して、ブローカーへの接続時に証明書ベースの認証用に AQMP クライアントを設定します。
ブローカーは、証明書の認証と同じ方法で、AMQP クライアントの Transport Layer Security (TLS)/Secure Sockets Layer (SSL) 証明書を認証します。
- ブローカーはクライアントの TLS/SSL 証明書を読み取り、証明書のサブジェクトからアイデンティティーを取得します。
- 証明書サブジェクトは、証明書ログインモジュールによってブローカー ID にマッピングされます。その後、ブローカーはロールを基にしてユーザーを承認します。
以下の手順では、AMQP クライアントに証明書ベースの認証を設定する方法を説明します。AMQP クライアントが証明書ベースの認証を使用できるようにするには、クライアントがブローカーへの接続に使用する URI に設定パラメーターを追加する必要があります。
前提条件
以下を設定している必要があります。
- 双方向 TLS詳細は、「双方向 TLS の設定」 を参照してください。
- 証明書ベースの認証を使用するブローカー。詳細は、「証明書ベースの認証を使用するブローカーの設定」 を参照してください。
手順
編集する URI が含まれるリソースを開きます。
amqps://localhost:5500
sslEnabled=true
パラメーターを追加して、接続の TSL/SSL を有効にします。amqps://localhost:5500?sslEnabled=true
クライアントトラストストアおよびキーストアに関連するパラメーターを追加して、ブローカーで TSL/SSL 証明書の交換を有効にします。
amqps://localhost:5500?sslEnabled=true&trustStorePath=<trust_store_path>&trustStorePassword=<trust_store_password>&keyStorePath=<key_store_path>&keyStorePassword=<key_store_password>
パラメーター
saslMechanisms=EXTERNAL
を追加し、TSL/SSL 証明書で見つかったアイデンティティーを使用してブローカーがクライアントを認証するよう要求します。amqps://localhost:5500?sslEnabled=true&trustStorePath=<trust_store_path>&trustStorePassword=<trust_store_password>&keyStorePath=<key_store_path>&keyStorePassword=<key_store_password>&saslMechanisms=EXTERNAL
関連情報
- AMQ Broker での証明書ベースの認証に関する詳細は、「証明書ベースの認証を使用するブローカーの設定」 を参照してください。
- AMQP クライアントの設定に関する詳細は、クライアント固有の製品ドキュメントについて Red Hat カスタマーポータル を参照してください。