14.3.6. フェイルオーバーするクライアントの設定
ブローカークラスターで高可用性を設定したら、クライアントがフェイルオーバーするように設定します。クライアントのフェイルオーバーにより、ブローカーが失敗すると、接続したクライアントは最小限のダウンタイムでクラスター内の別のブローカーに再接続できます。
注記
一時的なネットワークの問題が発生すると、AMQ Broker は同じブローカーへの接続を自動的に再割り当てします。これは、クライアントが同じブローカーに再接続する以外は failover と似ています。
2 種類のクライアントフェイルオーバーを設定できます。
- 自動クライアントフェイルオーバー
- クライアントは、初回接続時にブローカークラスターに関する情報を受け取ります。接続先のブローカーが失敗すると、クライアントはブローカーのバックアップに自動的に再接続し、バックアップブローカーはフェイルオーバーの前に各接続に存在するセッションおよびコンシューマーを再作成します。
- アプリケーションレベルのクライアントフェイルオーバー
- 自動クライアントのフェイルオーバーの代わりに、障害ハンドラーで独自のカスタム再接続ロジックを使用してクライアントアプリケーションをコーディングすることもできます。
手順
AMQ Core Protocol JMS を使用して、自動またはアプリケーションレベルのフェイルオーバーでクライアントアプリケーションを設定します。
詳細は、Using the AMQ Core Protocol JMS Client を参照してください。