第3章 非推奨の機能


非推奨の機能は、Ansible Automation Platform にまだ含まれており、このバージョンのサポートサイクル中は引き続きサポートされます。ただし、非推奨の機能は、Ansible Automation Platform の今後のリリースで削除される予定です。新しいデプロイメントには推奨されません。

次の表に、Ansible Automation Platform 2.5 で非推奨になった機能に関する情報を示します。

コンポーネント機能

Automation Controller、
Automation Hub、および
Event-Driven Ansible Controller

Automation Controller と Automation Hub のトークンは非推奨です。トークンを生成する場合は、プラットフォームゲートウェイを使用して作成してくださし。

プラットフォームゲートウェイは、Ansible Automation Platform の認証と認可を処理するサービスです。これは Ansible Automation Platform への一元的な入り口であり、プラットフォームのユーザーインターフェイスを提供するため、ユーザーは 1 つの場所からすべての Ansible Automation Platform サービスに認証してアクセスできます。

Automation Controller と
Automation Hub

Automation Controller および Automation Hub への非ローカル認証は、すべて非推奨です。プラットフォームゲートウェイを使用して、SAML、LDAP、RADIUS などの外部認証を設定してください。

Ansible-core

COLLECTIONS_PATHSINI 設定オプションは非推奨です。代わりに単数形の COLLECTIONS_PATH を使用してください。

Ansible-core

環境変数 ANSIBLE_COLLECTIONS_PATHS は非推奨です。代わりに単数形の ANSIBLE_COLLECTIONS_PATH を使用してください。

Ansible-core

エントリーポイント get_host_vars または get_group_vars を使用する古いスタイルの Ansible vars プラグインは、ansible-core 2.16 で非推奨になりました。ansible-core 2.18 で削除される予定です。Ansible プラグインを更新して BaseVarsPlugin から継承し、エントリーポイントとして get_vars メソッドを定義してください。

Ansible-core

STRING_CONVERSION_ACTION 設定オプションは、ansible-core コードベースでは使用されなくなったため、非推奨になりました。

Ansible-core

接続プラグインを設定するための smart オプションは削除されます。SSH プロトコルと Paramiko プロトコルを選択するという主な目的が不要になったためです。代わりに明示的な接続プラグインを選択してください。

Ansible-core

vault および unvault フィルター内の vaultid パラメーター (ドキュメントに未記載) は非推奨であり、ansible-core バージョン 2.20 で削除される予定です。代わりに vault_id を使用してください。

Ansible-core

yum_repository の文字列パラメーター keepcache は非推奨です。

Ansible-core

API ansible.module_utils.common.process.get_bin_pathrequired パラメーターは非推奨です。

Ansible-core

module_utils - ansible.module_utils.basic から次のコンビニエンスヘルパーをインポートすることが非推奨になりました。
get_exceptionliteral_eval_literal_evaldatetimesignaltypeschainrepeatPY2PY3bbinary_typeinteger_typesiteritemsstring_typestest_typemapshlex_quote
ソース定義からヘルパーをインポートしてください。

Ansible-core

ansible-doc - ロール entrypoint の属性は非推奨です。最終的に ansible-core の ansible-doc に表示されなくなる予定です。

自動化実行環境

実行環境 29 は、Ansible Automation Platform 2.5 以降の次のメジャーリリースで非推奨になります。

インストーラー

Ansible チームは、Red Hat Enterprise Linux 上の Ansible Automation Platform のインストールを改善する方法を検討しています。これに伴い、ホスト OS 上で直接 RPM を使用してコンポーネントをデプロイする方法が変更される可能性があります。RPM は、Podman を介して実行されるコンテナーにデプロイされるパッケージに置き換えられる予定です。これは、ホスト OS 上のコンテナー (実行環境) 内の Podman で自動化が実行される現在の方法に似ています。変更はリリースノートを通じて通知されますが、削除は Ansible Automation Platform のメジャーリリースバージョンで行われます。

自動化メッシュ

Work Python オプションが非推奨となり、今後のリリースで自動化メッシュから削除される予定です。

3.1. 非推奨の API エンドポイント

機能が削除されるか、他の機能に置き換えられるため、今後のリリースで削除される API エンドポイントです。たとえば、プラットフォームゲートウェイの一元的な認証システムへの移行に伴い、すべての認証操作がプラットフォームゲートウェイで実行されるようになるため、Automation Controller と Automation Hub の既存の認可 API が、今後のリリースで非推奨になります。

コンポーネントエンドポイント機能

Automation Controller

/api/o

トークン認証はプラットフォームゲートウェイに移行します。

Automation Hub

/api/login/keycloak

プラットフォームゲートウェイに移行します。

Automation Hub

/api/v3/auth/token

コレクションのプルに使用されるトークン認証は、プラットフォームゲートウェイトークンに移行します。

Automation Controller

/api/v2/organizations

プラットフォームゲートウェイに移行します。

Automation Controller

/api/v2/teams

プラットフォームゲートウェイに移行します。

Automation Controller

/api/v2/users

プラットフォームゲートウェイに移行します。

Automation Controller

/api/v2/roles

コントローラー固有のロール定義は、/api/controller/v2/role_definitions に移行します。

Automation Controller

次のロールリスト:

  • /api/v2/teams/{id}/roles/
  • /api/v2/users/{id}/roles/

コントローラー固有のリソース権限は、/api/controller/v2/role_user_assignments および /api/controller/v2/role_team_assignments に移行します。

Automation Controller

次のオブジェクトロールリスト:

  • /api/v2/credentials/{id}/object_roles/
  • /api/v2/instance_groups/{id}/object_roles/
  • /api/v2/inventories/{id}/object_roles/
  • /api/v2/job_templates/{id}/object_roles/
  • /api/v2/organizations/{id}/object_roles/
  • /api/v2/projects/{id}/object_roles/
  • /api/v2/teams/{id}/object_roles/
  • /api/v2/workflow_job_templates/{id}/object_roles/

コントローラー固有のリソース権限は、/api/controller/v2/role_user_assignments および /api/controller/v2/role_team_assignments に移行します。

Automation Controller

次のリソースアクセスリスト:

  • /api/v2/credentials/{id}/access_list/
  • /api/v2/instance_groups/{id}/access_list/
  • /api/v2/inventories/{id}/access_list/
  • /api/v2/job_templates/{id}/access_list/
  • /api/v2/organizations/{id}/access_list/
  • /api/v2/projects/{id}/access_list/
  • /api/v2/teams/{id}/access_list/
  • /api/v2/users/{id}/access_list/
  • /api/v2/workflow_job_templates/{id}/access_list/

代替機能はまだありません。

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