9.4. Ansible Automation Platform パッチリリース 2024 年 10 月 7 日
Red Hat Ansible Automation Platform のこのリリースでは、次の機能拡張と修正が実装されています。
9.4.1. 機能拡張
- Event-Driven Ansible のワーカーとスケジューラーに、Redis クラスターとの通信時のタイムアウトと再試行による回復性が追加されました。(AAP-32139)
- 誤って追加された MTLS 認証情報タイプが削除されました。(AAP-31848)
9.4.2. 修正された問題
9.4.2.1. Ansible Automation Platform
- 復元ロールの必要なタスクをスキップする条件を修正しました。これは復元の調整が完了しない原因となっていました。(AAP-30437)
- コンテナーインストーラー内の Systemd サービスで、再起動ポリシーがデフォルトで always に設定されるようになりました。(AAP-31824)
- FLUSHDB が、Redis データベースの共用を考慮して変更されました。クライアントがアクセス権を持つキーのみを削除することで、アクセス制限が考慮されるようになりました。(AAP-32138)
- Prompt on launch ウィザードでデフォルトの extra_vars 値がレンダリングされるように修正を追加しました。(AAP-30585)
- 使用されない ANSIBLE_BASE_ 設定をジョブ実行の環境変数から除外しました。(AAP-32208)
9.4.2.2. Event-Driven Ansible
- RPM インストーラーで MTLS が許可されないように、EVENT_STREAM_MTLS_BASE_URL 設定を正しいデフォルトに設定しました。(AAP-32027)
- コンテナーインストーラーで MTLS が許可されないように、EVENT_STREAM_MTLS_BASE_URL 設定を正しいデフォルトに設定しました。(AAP-31851)
- Redis のプライマリーノードが failed 状態になり、新しいプライマリーノードが昇格すると、Event-Driven Ansible のワーカーとスケジューラーが Redis クラスターに再接続できなくなるバグを修正しました。このバグが修正される前に必要だった手順が記載されている KCS の記事 Redis failover causes Event-Driven Ansible activation failures を参照してください。(AAP-30722)
9.4.3. アドバイザリー
このリリースには次のエラータアドバイザリーが含まれています。