10.4. Ansible Automation Platform パッチリリース 2025 年 7 月 2 日


このリリースには、次のコンポーネントとバージョンが含まれています。

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リリース日コンポーネントのバージョン

2025 年 7 月 2 日

  • Automation Controller 4.6.16
  • Automation Hub 4.10.5
  • Event-Driven Ansible 1.1.11
  • コンテナーベースのインストーラー Ansible Automation Platform (バンドル) 2.5-16
  • コンテナーベースのインストーラー Ansible Automation Platform (オンライン) 2.5-16
  • Receptor 1.5.7
  • RPM ベースのインストーラー Ansible Automation Platform (バンドル) 2.5-15
  • RPM ベースのインストーラー Ansible Automation Platform (オンライン) 2.5-15

このリリースの CSV バージョン:

  • namespace スコープバンドル: aap-operator.v2.5.0-0.1750901111
  • クラスタースコープバンドル: aap-operator.v2.5.0-0.1750901870

10.4.1. 全般

  • check_modeansible.platform コレクションモジュールを実行できるようになりました。(AAP-45246)
  • ansible.eda コレクションが 2.8.1 に更新されました。(AAP-48324)
  • ansible.platform コレクションが 2.5.20250702 に更新されました。(AAP-48344)
  • ansible.controller コレクションが 4.6.16 に更新されました。(AAP-48347)

10.4.2. CVE

この更新により、次の CVE が解決されました。

  • CVE-2025-22871 receptor: net/http で無効なチャンクデータを受け入れることによるリクエストのスマグリング。(AAP-45132)
  • CVE-2025-22871 automation-gateway-proxy-openssl32: net/http で無効なチャンクデータを受け入れることによるリクエストのスマグリング。(AAP-45130)
  • CVE-2025-22871 automation-gateway-proxy-openssl30: net/http で無効なチャンクデータを受け入れることによるリクエストのスマグリング。(AAP-45129)
  • CVE-2025-22871 automation-gateway-proxy: net/http で無効なチャンクデータを受け入れることによるリクエストのスマグリング。(AAP-45128)

10.4.3. Ansible Automation Platform

10.4.3.1. 機能拡張

  • V1RootView.get() をリファクタリングし、逆引き参照のロジックを改善しました。(AAP-47366)
  • 認知的複雑度を低減するために、process_statuses() メソッドをリファクタリングしました。(AAP-47341)
  • ポリシー適用に関連するすべての UI 要素が、すべてのユーザーに表示されます。詳細は、ポリシー適用のドキュメント を参照してください。(AAP-47006)
  • インベントリーソースフォームで、ソースタイプが VMware ESXi の場合、ユーザーが VMware vCenter タイプの認証情報を選択できるようになります。(AAP-46784)
  • migrate_service_data.py のメソッド migrate_resource() の認知的複雑度を 56 から < =15 に低減しました。(AAP-45822)
  • serializers/preference.py ファイルの process_fields() メソッドの認知的複雑度を低減しました。(AAP-45820)
  • unique_fields_for_model() メソッドの認知的複雑度を 15 未満に低減しました。(AAP-45819)

10.4.3.2. バグ修正

  • role_user_assignment モジュールの object_ansible_id を使用したロールの割り当てが許可されない問題を修正しました。(AAP-48042)
  • role_user_assignment モジュールの object_id フィールドが項目のリストを受け入れることができない問題を修正しました。(AAP-47979)
  • ansible.platform.token モジュールのタスク例を修正しました。(AAP-47976)
  • ansible.platform.token モジュールの aap_* パラメーターで、ユーザーリマインダーが送信されない問題を修正しました。(AAP-47975)
  • ユーザーが 1 つのコンポーネントで従来の auth を使用して管理者ユーザーとしてログインしてから、別のコンポーネントを使用してログインしようとした場合に表示される API エラーメッセージを修正しました。(AAP-47541)
  • API レコードがページ間で欠落または重複する可能性がある問題を修正しました。(AAP-47504)
  • Prompt on LaunchSurvey 両方が有効になっているワークフロージョブテンプレートを起動すると UI がエラーを出力するバグを修正しました。(AAP-46813)
  • プラットフォームゲートウェイの OpenAPI スキーマファイルが正しく生成されない問題を修正しました。(AAP-46639)
  • ansible.platform コレクション内のモジュールが認証用の AAP_* 変数を受け付けない問題を修正しました。(AAP-45363)
  • ansible.platform.user モジュールに、ユーザーに is_platform_auditor フラグを設定できるようにするオプションが欠落していた問題を修正しました。(AAP-45244)
  • API がエラーを返さないため、変数フィールドの誤ったユーザー入力を処理するために追加の検証が必要であった問題を修正しました。(AAP-42563)
  • 概要ページの Resource Counts セクションにある Hosts リンクに関する問題を修正しました。クリックしたホスト数に応じて、Show only ready hosts または Show only failed hosts でフィルタリングされた Hosts ページにリダイレクトされるようになりました。(AAP-42288)
  • API レコードがページ間で欠落または重複する可能性がある問題を修正しました。(AAP-41842)

10.4.4. Red Hat Ansible Lightspeed

10.4.4.1. 機能拡張

10.4.5. Ansible Automation Platform Operator

10.4.5.1. 機能拡張

  • Ansible Automation Platform および Automation Controller のカスタムリソースで spec.route_annotations を指定することで、ルートにアノテーションを追加できるようになりました。(AAP-45952)
  • Ansible Automation Platform カスタムリソースを使用した Red Hat Ansible Lightspeed の新規インストールは、Ansible Automation Platform の OAuth メカニズムと自動的に統合されます。auth_config_secret_name 設定は任意です。(AAP-45686)

10.4.5.2. バグ修正

  • リダイレクトページに含まれる jquery のバージョンが REST フレームワークディレクトリーのバージョンと一致していない問題を修正しました。(AAP-47160)
  • Automation Hub CR で Ingress クラス名を設定できない問題を修正しました。(AAP-47054)
  • Automation Hub API の init コンテナーのリソース制限が欠落している問題を修正しました。(AAP-47053)
  • ワーカー Pod のリソース制限を設定できない問題を修正しました。(AAP-47045)
  • PostgreSQL の statefulset 定義に readinessProbe 設定がない問題を修正しました。(AAP-47043)

10.4.6. Automation Controller

10.4.6.1. 機能

  • AWX dispatcherd 統合を追加しました。(AAP-45800)

10.4.6.2. バグ修正

  • 同じ組織内で重複した名前を持つジョブテンプレートが作成される可能性がある競合状態を修正しました。(AAP-45968)
  • ole_user_assignmentsobject_ansible_id の照会に失敗する問題を修正しました。ロール割り当て API エンドポイントの user_ansible_idteam_ansible_idobject_ansible_id フィールドのクエリーフィルタリングを有効にしました。(AAP-45443)
  • アップグレード後に一部の認証情報タイプが入力されない問題を修正しました。これを実現するために新しい移行が追加されました。(AAP-44233)
  • 多数のジョブがキューに追加され、待機状態のままになる問題を修正しました。(AAP-44143)

10.4.7. Automation Hub

10.4.7.1. 機能拡張

  • すべてのユーザーが、AI キーワードを使用して検索およびフィルタリングし、Automation Hub で AI 関連のコレクションを探せるようになりました。(AAP-43138)

10.4.7.2. バグ修正

  • rh-certified と community の両方に存在するコレクションをインストールするときにエラーが発生する問題を修正しました。(AAP-24271)

10.4.8. コンテナーベースの Ansible Automation Platform

10.4.8.1. 機能拡張

  • 16 G 以上の RAM でノードが設定されていることが検証されます。(AAP-47542)
  • コンテナー化された Ansible Automation Platform が RHEL 10 をサポートするようになりました。(AAP-47083)

10.4.8.2. バグ修正

  • TLS 証明書を提供する際に、Receptor メッシュ設定の TLS 認証局 (CA) 証明書が内部 CA によって署名されない問題を修正しました。(AAP-48065)
  • log_gathering Playbook の sos report コマンドに欠落していたユーザーパラメーターを修正しました。(AAP-47718)
  • リダイレクトページに含まれる jquery のバージョンが REST フレームワークディレクトリーのバージョンと一致していない問題を修正しました。(AAP-47074)

10.4.9. Event-Driven Ansible

10.4.9.1. 機能

  • API REST がプロジェクトの URL の編集をサポートするようになりました。(AAP-47459)
  • このリリースの前は、Red Hat は Playbook 内で ansible.builtin.set_fact を利用することを提案していました。現在は、ansible.builtin.set_stats の使用を推奨しています。これを使用すると、ジョブテンプレートとのシームレスな統合が可能になるためです。最適な結果を得るために、ansible.builtin.set_fact から ansible.builtin.set_stats に移行することを推奨します。ただし、ansible.builtin.set_fact は引き続きサポートされています。(AAP-46841)

10.4.9.2. 機能拡張

  • 以前は、プロジェクトの url/branch/scm_refspec を編集する際に、ユーザーが UI または API のいずれかを使用してプロジェクトの再同期を手動でトリガーする必要がありました。現在は、Event-Driven Ansible が、url/branch/scm_refspec のいずれかが変更された場合に自動的に再同期を実行します。(AAP-46254)
  • ワーカーの起動時に関連する設定とバージョンがログに出力されます。(AAP-40984)

10.4.9.3. バグ修正

  • ルールブックで gather_facts を使用するときにユーザーがインベントリーを指定する必要がある問題を修正しました。これは、ansible-rulebook を CLI として実行する場合にのみ使用できます。gather_facts を含むルールブックをアクティベーションの一部として実行すると、アクティベーションにはインベントリーが含まれていないため、gather_facts は無視されます。(AAP-47846)
  • URI で SHA ダイジェストを使用する DE イメージのプルが失敗する問題を修正しました。この問題は解決され、ユーザーリマインダーをアクティブに送信できるようになりました。(AAP-47725)
  • #1296 で引き起こされた問題を修正しました。実際のインポート/同期タスクではなく、そのジョブを rq および dispatcherd にスケジュールするプロキシーが、アドバイザリーロック下で実行されていました。(AAP-47554)
  • プロジェクトの作成または更新時に、URLbranch/tag/commitrefspec フィールドが検証されない問題を修正しました。(AAP-47227)
  • k8s ベースのデプロイメントで、アクティベーションが削除または無効化されている間にハングする問題を修正しました。(AAP-46559)
  • OpenShift Container Platform で、アクティベーションが disabling または deleting 状態で停止する問題を修正しました。(AAP-45298)

10.4.10. Receptor

10.4.10.1. バグ修正

  • ジョブが失敗ステータスになり、Receptor detail: Finished というメッセージが表示される問題を修正しました。Pod の準備が完了したときに EOF が正しく処理されるようになりました。(AAP-46484)

10.4.11. RPM ベースの Ansible Automation Platform

10.4.11.1. バグ修正

  • 復元時に redis-platform が再起動しない問題を修正しました。(AAP-47689)
  • インストーラーを新しいホストまたは新しいホスト名で実行したときに、古いサービスノードがプラットフォームゲートウェイから削除されない問題を修正しました。(AAP-47651)
  • Ansible Automation Platform によって管理されるデータベースにデフォルト以外のポートが使用されている場合に復元が失敗する問題を修正しました。(AAP-47639)
  • デフォルト以外の umask が使用されている場合に一部のページが正しくレンダリングされない問題を修正しました。(AAP-47377)
  • Event-Driven Ansible スクリプトが再起動時に nginx を起動しない問題を修正しました。(AAP-46511)
  • 復元中に、決定環境に関連付けられた認証情報が、ソースインベントリーで定義されたサイト情報で更新されない問題を修正しました。(AAP-46271)
  • Receptor 証明書のタスクで Receptor ユーザーへの切り替えが必要になる問題を修正しました。(AAP-46189)
  • ファイアウォールがイベントストリームポートを開かない問題を修正しました。(AAP-45684)
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