第10章 パッチリリース


Ansible Automation Platform 2.5 のセキュリティー、バグ修正、機能拡張は、非同期エラータとしてリリースされます。すべての Ansible Automation Platform エラータは、Red Hat Ansible Automation Platform のダウンロード ページから入手できます。

Red Hat カスタマーポータルのユーザーは、Red Hat Subscription Management (RHSM) のアカウント設定で、エラータ通知を有効にできます。エラータ通知を有効にすると、登録されたシステムに関連するエラータが新たにリリースされるたびに、メールで通知が届きます。

注記

Ansible Automation Platform のエラータ通知メールを生成するには、Red Hat カスタマーポータルユーザーアカウントにシステムが登録されており、そのシステムが Ansible Automation Platform のエンタイトルメントを使用している必要があります。

リリースノートのパッチリリースセクションは、Ansible Automation Platform 2.5 のパッチリリースの機能拡張とバグ修正に関する情報を提供するために、随時更新されます。

10.1. Ansible Automation Platform パッチリリース 2025 年 9 月 23 日

このリリースには、次のコンポーネントとバージョンが含まれています。

Expand
リリース日コンポーネントのバージョン

2025 年 9 月 23 日

  • Automation controller 4.6.20
  • Automation hub 4.10.8
  • Event-Driven Ansible 1.1.13
  • コンテナーベースのインストーラー Ansible Automation Platform (バンドル) 2.5-19
  • コンテナーベースのインストーラー Ansible Automation Platform (オンライン) 2.5-19
  • Receptor 1.5.7
  • RPM ベースのインストーラー Ansible Automation Platform (バンドル) 2.5-18
  • RPM ベースのインストーラー Ansible Automation Platform (オンライン) 2.5-18

このリリースの CSV バージョン:

  • namespace スコープバンドル: aap-operator.v2.5.0-0.1758147230
  • クラスタースコープバンドル: aap-operator.v2.5.0-0.1758147817

10.1.1. 全般

  • ansible.controller コレクションが 4.6.20 に更新されました。(AAP-53797)
  • ansible.eda コレクションが 2.10.0 に更新されました。(AAP-53550)

10.1.2. CVE

この更新により、次の CVE が解決されました。

  • CVE-2025-5302 ansible-automation-platform-25/lightspeed-chatbot-rhel8: run-llama および llama_index の JSONReader におけるサービス拒否 (DOS)。(AAP-52177)
  • CVE-2025-6984 ansible-automation-platform-25/lightspeed-chatbot-rhel8: Langchain-community セキュアでない XML 解析。(AAP-52808)
  • CVE-2025-48432 automation-controller: Django Path Injection の脆弱性。(AAP-51443)
  • CVE-2025-57833 ansible-automation-platform-25/lightspeed-rhel8: FilteredRelation 列エイリアスでの Django SQL インジェクション。(AAP-52622)
  • CVE-2025-57833 automation-controller: FilteredRelation 列エイリアスでの Django SQL インジェクション。(AAP-53036)
  • CVE-2025-57833 python3.11-django: FilteredRelation 列エイリアスでの Django SQL インジェクション。(AAP-53034)

10.1.3. Ansible Automation Platform

10.1.3.1. 機能拡張

  • X-Forwarded-For および Real-Ip ヘッダーが NGINX ログに含まれるようになりました。(AAP-52562)

10.1.3.2. バグ修正

  • gRPC サーバーがデータベースに接続できない場合に envoy に 403 HTTP ステータスを返す問題を修正しました。これは、503 のエラーメッセージを返すように変更されました。(AAP-51931)
  • ALLOW_OAUTH2_FOR_EXTERNAL_USERS 設定のヘルプテキストの問題を修正しました。(AAP-51886)
  • 無効なセキュリティー設定を渡す際に SAML オーセンティケーターで誤ってフォーマットされるエラーメッセージを修正しました。エラーでは無効なフィールドが適切に表示され、有効なフィールド値も示されるようになりました。(AAP-51705)
  • join_condition: and が属性とともに使用された場合、チームの認証マッピングが機能しない問題を修正しました。(AAP-51639)
  • オーセンティケーターマップが条件内の属性を適切に評価しない問題を修正しました。(AAP-51638)
  • アクセスしているユーザーが管理者ではなく監査人である場合に、プラットフォームゲートウェイが UI で Settings > Platform Gateway をレンダリングするために必要なメタデータを生成しない問題を修正しました。(AAP-53279)
  • 複数選択ダイアログにユーザーのサブセットのみが表示され、ユーザーがスクロールしたり次のページに進んだりできない問題を修正しました。(AAP-52209)
  • フィールドに属性が指定されていても、SAML ベースのオーセンティケーターがグループデータを収集しない問題を修正しました。(AAP-51503)
  • View Logs リンクは、使用されている Automation Controller API と一致するようになりました。(AAP-52674)
  • TLS が無効になっている場合でも、PostgreSQL ディレクトリーの作成が機能するようになりました。(AAP-52569)
  • プリフライト中に PostgreSQL 接続とバージョンをチェックする際の custom_ca_cert のパスの問題を修正しました。(AAP-53213)
  • Automation Controller リソースのシークレット鍵値の復元を修正し、移行機能を実装しました。(AAP-53535)
  • プラットフォームゲートウェイコントロールプレーンの認可パフォーマンスが向上し、散発的なリクエストエラーが削減されました。(AAP-53468)
  • ホストで IPv6 が無効化されている場合に、PostgreSQL および Redis サービスでの IPv6 バインディングを無効化しました。(AAP-53546)

10.1.4. Ansible Automation Platform Operator

10.1.5. バグ修正

  • "dict object has no attribute version" と表示してデプロイメントが失敗する問題を修正しました。(AAP-46528)
  • リコンシリエーション時に Redis タイムアウト設定が Ansible Automation Platform Operator によって上書きされる問題を修正しました。Redis 接続のタイムアウトが設定に追加され、300 秒にハードコードされました。(AAP-53309)
  • 有効化した場合、Automation Hub の Web init コンテナーはリソース制限を使用するようになりました。(AAP-52934)
  • 最新の 2.5 Operator バージョンにアップグレードする際に、hub-api Pod が新しいコンテナーで移行を実行できない原因となっていた pulp_ansible 互換性の問題を修正しました。(AAP-49016)

10.1.6. Automation Controller

10.1.6.1. バグ修正

  • 組織を指定せずに Galaxy の認証情報を作成および編集できない問題を修正しました。(AAP-52197)
  • 複数のインベントリーが異なる組織間で同じ名前を共有している場合に、ansible.controller.job_template を使用したジョブテンプレートの作成に失敗する問題を修正しました。(AAP-51311)
  • 起動時にプロンプトを表示する制限 が有効になっている場合に、ユーザーが ワークフローのスケジュール ジョブテンプレートを保存できない問題を修正しました。(AAP-49794)
  • 正しい環境変数が指定されている場合、エクスポートコマンドは Automation Controller コレクションまたは awxkit を通じて機能するようになりました。(AAP-49452)
  • api/v2/jobs/{id}/stdout/?format=txt に二重エスケープ引用符があった問題を修正しました。(AAP-49077)
  • Automation Controller のタイムゾーンが UTC でない場合にファクトストレージが機能しない問題を修正しました。(AAP-45933)
  • プラットフォームゲートウェイを使用したデプロイメントでエクスポートが機能しないバグを修正しました。コレクション内のエクスポートモジュールは、CONTROLLER_OPTIONAL_API_URLPATTERN_PREFIX 環境変数を考慮するようになりました。(AAP-39265)

10.1.7. Automation Hub

10.1.7.1. 機能拡張

  • Automation Hub に GALAXY_API_SPEC_REQUIRE_AUTHENTICATION 設定を追加しました (デフォルトは false)。この設定により、OpenAPI 仕様へのアクセスが認証されたユーザーのみに制限されます。これにより、OpenAPI 仕様や不要な情報の公開が阻止されます。(AAP-53578)

10.1.8. コンテナーベースの Ansible Automation Platform

10.1.8.1. バグ修正

  • Event-Driven Ansible の異なるクラスターへのバックアップおよび復元中に create_initial_data コマンドが機能しない問題を修正しました。(AAP-53382)
  • タスク名に引用符を使用すると、プライベート Automation Hub でスケジュールされたタスクが失敗する問題を修正しました。(AAP-53307)
  • Ansible コレクションをプライベート Automation Hub にアップロードする際、API ページ区切りによる制限がなくなりました。(AAP-53526)

10.1.9. Event-Driven Ansible

10.1.9.1. バグ修正

  • Event-Driven Ansible の復元時に、イベントストリーム用のデータベース認証情報が更新されない問題を修正しました。(AAP-53529)

10.1.10. RPM ベースの Ansible Automation Platform

10.1.10.1. バグ修正

  • デプロイメントに eda_node_type が定義されていない Event-Driven Ansible ノードが複数ある場合にバックアップが失敗する問題を修正しました。(AAP-52892)
  • 復元の失敗の原因となっていた Automation Controller グループ名の誤字を修正しました。(AAP-52078) Ansible Automation Platform 2.5 RPM インストーラーでプラットフォームゲートウェイ uwsgi プロセスを設定できない問題を修正しました。(AAP-50390)
  • redis_mode=standalone と Redis グループが同時に定義される問題を修正しました。(AAP-53560)
  • Redis グループに属さない Event-Driven Ansible またはプラットフォームゲートウェイノードで Redis ノードリストを作成できない問題を修正しました。(AAP-53528)
  • pulpcore-manager sudo 要件を削除しました。(AAP-52288)
トップに戻る
Red Hat logoGithubredditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。 最新の更新を見る.

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

Theme

© 2025 Red Hat