1.5. Red Hat Enterprise Linux 7 での gfs2_tool の代替機能
gfs2_tool コマンドは Red Hat Enterprise Linux 7 ではサポートされません。表1.2「Red Hat Enterprise Linux 7 での gfs2_tool の同等な機能」 では、Red Hat Enterprise Linux 7 の gfs2_tool コマンドオプションの同等の機能をまとめています。
gfs2_tool オプション | 代替機能 |
---|---|
clearflag Flag File1 File2 ...
ファイルの属性フラグを消去する
| Linux の標準的な chattr コマンド |
freeze mountpoint
GFS2 ファイルシステムをフリーズ (休止) する
| Linux の標準的な fsfreeze -f mountpoint コマンド |
gettune mountpoint
チューニングパラメーターの現在の値を出力する
| 多くの場合、mount (get mount options) によって置き換えられます。他のチューニングパラメーターは、各 sysfs ファイルから取得できます (/sys/fs/gfs2/dm-3/tune/* )。 |
journals mountpoint
GFS2 ファイルシステムのジャーナルに関する情報を出力する
|
ジャーナルの情報は gfs2_edit -p journals device で取得できます。このコマンドは、ファイルシステムをマウントしている状態で使用できます。
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lockdump mountpoint
該当するファイルシステムに対してこのマシンが保持するロックに関する情報を出力する
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GFS2 ロックの情報は、
debugfs をマウントし、以下のようなコマンドを実行して取得できます。
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sb device proto [newvalue]
ロッキングプロトコルを表示 (場合によっては、さらに置換) する
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ロッキングプロトコルの現在の値を取得するには、次のコマンドを使用します。
#
ロッキングプロトコルの現在の値を置換するには、次のコマンドを使用します。
#
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sb device table [newvalue]
ロッキングテーブルの名前を表示 (場合によっては、さらに置換) する
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ロッキングテーブル名の現在の値を取得するには、次のコマンドを使用します。
#
ロッキングテーブル名の現在の値を置換するには、次のコマンドを使用します。
#
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sb device ondisk [newvalue]
ondisk フォーマット番号を表示 (場合によっては、さらに置換) する
| このタスクは実行しないでください。 |
sb device multihost [newvalue]
multihost フォーマット番号を表示 (場合によっては、さらに置換) する
| このタスクは実行しないでください。 |
sb device uuid [newvalue]
uuid 値を表示 (場合によっては、さらに置換) する
| uuid の現在の値を取得するには、次のコマンドを使用します。
#
uuid の現在の値を置換するには、次のコマンドを使用します。
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sb device all
GFS2 スーパーブロックを出力する
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setflag Flag File1 File2 ...
ファイルの属性フラグを設定する
| Linux の標準的な chattr コマンド |
settune mountpoint parameter newvalue
チューニングパラメーターの値を設定する
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多くの場合、mount (-o remount とオプション) によって置き換えられます。他のチューニングパラメーターは、各
sysfs ファイルで設定できます (/sys/fs/gfs2/cluster_name:file_system_name/tune/* )。
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unfreeze mountpoint
GFS2 ファイルシステムをフリーズ解除する
| Linux の標準的な fsfreeze -unfreeze mountpoint コマンド |
version
gfs2_tool コマンドのバージョンを表示する
| 該当なし |
withdraw mountpoint
GFS2 により該当するファイルシステムを強制シャットダウンする
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