5.7. 高可用性およびクラスター
期限切れのルールによるリソース制約が表示されなくなる
この更新前は、pcs constraint location config resources
コマンドの出力に、期限切れのルールを含むリソース制約が表示されていました。この更新により、--all
オプションを指定しない場合、コマンドは期限切れのルールを含む制約を表示しなくなりました。
Jira:RHEL-46293[1]
1 つのインスタンスのみで実行されているクローンリソースのステータスが正しく表示されるようになる
この更新前は、実行中のインスタンスが 1 つだけのクラスターリソースクローンのインスタンスのステータスをクエリーすると、pcs status query
コマンドがエラーメッセージを表示していました。この更新により、コマンドはリソースのステータスを適切に報告するようになりました。
中断された Pacemaker リモート接続が正常に回復する
この更新前は、初期接続の TLS ハンドシェイク部分で Pacemaker リモートノードとその接続をホストするクラスターノード間のネットワーク通信が中断されると、接続がブロックされ、別のクラスターノードで回復できない場合がありました。この更新により、TLS ハンドシェイクは非同期になり、リモート接続は他の場所で正常に回復されます。
障害復旧サイトのクラスターステータスが正しく表示されるようになる
この更新前は、障害復旧サイトを設定し、pcs dr status
コマンドを実行してローカルおよびリモートクラスターサイトのステータスを表示すると、クラスターステータスではなくエラーが表示されていました。この更新により、このコマンドを実行すると、ローカルサイトとリモートサイトのクラスターステータスが正しく表示されるようになります。
クラスターのアラートが即時に有効になる
この更新前は、Pacemaker クラスターでアラートを設定しても、クラスターを再起動しないとアラートは即時に有効になりませんでした。この更新により、クラスターはクラスターアラートの更新を即時に検出します。