6.16. コンテナー
podman-machine
コマンドはサポート対象外です。
仮想マシンを管理するための podman-machine
コマンドは、テクノロジープレビューとしてのみ利用可能です。代わりに、コマンドラインから直接 Podman を実行してください。
Jira:RHELDOCS-16861[1]
新しい rhel9/rhel-bootc
コンテナーイメージがテクノロジープレビューとして利用可能になる
rhel9/rhel-bootc
コンテナーイメージが、テクノロジープレビューとして Red Hat Container Registry で利用できるようになりました。RHEL のブート可能なコンテナーイメージを使用すると、コンテナーとまったく同じように、オペレーティングシステムを構築、テスト、およびデプロイできます。RHEL のブート可能コンテナーイメージは、機能拡張により、既存のアプリケーションの Universal Base Images (UBI) とは異なるものとなっています。すなわち、RHEL のブート可能コンテナーイメージには、カーネル、initrd、ブートローダー、ファームウェアなど、起動に必要な追加コンポーネントが含まれています。既存のコンテナーイメージに変更はありません。詳細は、Red Hat Ecosystem Catalog を参照してください。
Jira:RHELDOCS-17803[1]
テクノロジープレビューとして composefs ファイルシステムが利用可能になる
テクノロジープレビューとして利用可能な composefs 読み取り専用ファイルシステムは、現時点では bootc/ostree および podman プロジェクトのみでの使用を目的としています。composefs を使用すると、これらのプロジェクトを使用して、読み取り専用のイメージを作成して使用したり、イメージ間でファイルデータを共有したり、実行時にイメージを検証したりできます。その結果、完全に検証されたファイルシステムツリーがマウントされ、同一ファイルが適宜きめ細かく共有されるようになります。
Jira:RHEL-18157[1]
zstd:chunked
の部分プルがテクノロジープレビューとして利用可能になる
zstd:chunked
形式で圧縮されたコンテナーイメージの変更された部分のみをプルできるため、ネットワークトラフィックと必要なストレージが削減されます。/etc/containers/storage.conf
ファイルに enable_partial_images = "true"
設定を追加することで、部分的なプルを有効にすることができます。この機能はテクノロジープレビューとして利用できます。
podman artifact
コマンドがテクノロジープレビューとして利用可能になる
コマンドラインレベルで OCI アーティファクトを使用するために使用できる podman artifact
コマンドが、テクノロジープレビューとして利用できます。詳細は、man ページを参照してください。