7.14. Identity Management


dnssec-enable: no; オプションが非推奨になる

/etc/named/ipa-options-ext.conf ファイルの dnssec-enable: no; オプションは非推奨となり、RHEL の今後のメジャーバージョンで削除される予定です。DNS Security Extensions (DNSSEC) はデフォルトで有効になっており、無効にすることはできません。dnssec-validation: no; オプションは引き続き利用可能です。

Jira:RHELDOCS-20464[1]

pam_console モジュールが非推奨になる

RHEL 9.5 では、pam_console モジュールが非推奨となり、今後のリリースで削除される予定です。pam_console モジュールは、物理コンソールまたは端末にログインしたユーザーにファイル権限と認証機能を付与し、コンソールのログインステータスとユーザーの存在に基づいてこれらの権限を調整します。pam_console の代わりに、systemd-logind システムサービスを使用することもできます。設定の詳細は、logind.conf(5) の man ページを参照してください。

Jira:RHELDOCS-18158[1]

OpenDNSSec の SHA-1 が非推奨になる

OpenDNSSec は、SHA-1 アルゴリズムを使用したデジタル署名および認証レコードのエクスポートに対応しています。SHA-1 アルゴリズムの使用に対応しなくなりました。RHEL 9 リリースでは、OpenDNSSec の SHA-1 が非推奨になり、今後のマイナーリリースで削除される可能性があります。また、OpenDNSSec のサポートは、Red Hat Identity Management との統合に限定されます。OpenDNSSec はスタンドアロンでは対応していません。

Jira:RHELPLAN-88246[1]

SSSD 暗黙的なファイルプロバイダードメインが、デフォルトで無効化される

/etc/shadow などのローカルファイルからユーザー情報を取得し、/etc/groups からのグループ情報をグループ化する SSSD 暗黙的 files プロバイダードメインが、デフォルトで無効になりました。

SSSD を使用してローカルファイルからユーザーおよびグループ情報を取得するには、次のコマンドを実行します。

  1. SSSD を設定します。以下のいずれかのオプションを選択します。

    1. sssd.conf 設定ファイルで id_provider=files を使用して、ローカルドメインを明示的に設定します。

      [domain/local]
      id_provider=files
      ...
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    2. sssd.conf 設定ファイルで enable_files_domain=true を設定して、ファイル プロバイダーを有効にします。

      [sssd]
      enable_files_domain = true
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  2. ネームサービススイッチを設定します。

    # authselect enable-feature with-files-provider
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  3. ユーザー情報のキャッシュと同期を復元するために、シンボリックリンクを作成して、shadow-utilssssd_cache の統合を有効にします。

    # ln -s /usr/sbin/sss_cache /usr/sbin/sss_cache_shadow_utils
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Jira:RHELPLAN-100639[1], Jira:RHEL-56352

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