4.5. テキストコンソールモードでフォントサイズの変更
setfont
コマンドを使用して、仮想コンソールのフォントサイズを変更できます。
フォント名を指定した
setfont
コマンドを実行します。以下に例を示します。# setfont /usr/lib/kbd/consolefonts/LatArCyrHeb-19.psfu.gz
setfont
コマンドは、デフォルトで複数のハードコードされたパスを検索します。したがって、setfont
では、フォントの完全な名前とパスは必要ありません。
フォントのサイズを水平方向と垂直方向に 2 倍にするには、
-d
パラメーターを指定してsetfont
コマンドを入力します。# setfont -d LatArCyrHeb-16
2 倍にできる最大フォントサイズは 16 x 16 ピクセルです。
システムの再起動中に選択したフォントを保持するには、
/etc/vconsole.conf
ファイルのFONT
変数を使用します。次に例を示します。# cat /etc/vconsole.conf KEYMAP="us" FONT="eurlatgr"
`kbd` パッケージとともにインストールされる
kbd-misc
パッケージには、さまざまなフォントが含まれています。たとえば、フォントLatArCyrHeb
には多くのバリアントがあります。# rpm -ql kbd-misc | grep LatAr /usr/lib/kbd/consolefonts/LatArCyrHeb-08.psfu.gz /usr/lib/kbd/consolefonts/LatArCyrHeb-14.psfu.gz /usr/lib/kbd/consolefonts/LatArCyrHeb-16+.psfu.gz /usr/lib/kbd/consolefonts/LatArCyrHeb-16.psfu.gz /usr/lib/kbd/consolefonts/LatArCyrHeb-19.psfu.gz
仮想コンソールでサポートされる最大フォントサイズは 32 ピクセルです。コンソールの解像度を小さくすることで、フォントの読みやすさの問題を軽減できます。