10.3. ターゲットシステム状態でのブート
システム管理者は、システムのブートプロセスを制御し、システムがブートする状態を定義できます。これは systemd ターゲットと呼ばれ、システムが特定の機能レベルに到達するために起動させる systemd ユニットの集合体のことです。systemd ターゲットの操作時には、デフォルトのターゲットの表示、実行時のターゲットの選択、デフォルトのブートターゲットの変更、緊急ターゲットまたはレスキューターゲットでのブートを行うことができます。
10.3.1. ターゲットユニットファイル リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
systemd ターゲットは、システムの起動時に同期ポイントとして機能する関連ユニットのグループです。.target ファイル拡張子で終わるターゲットユニットファイルは、systemd ターゲットを表します。ターゲットユニットの目的は、依存関係のチェーンでさまざまな systemd ユニットをグループ化することです。
以下の例を考慮してください。
-
同様に、
multi-user.targetユニットは、NetworkManager (NetworkManager.service)、D-Bus (dbus.service) といった、その他の必須システムサービスを開始し、basic.targetという別のターゲットユニットをアクティブにします。
次の systemd ターゲットをデフォルトまたは現在のターゲットとして設定できます。
| rescue | ベースシステムにプルしてレスキューシェルを生成するユニットターゲット |
|---|---|
| multi-user | マルチユーザーシステムを設定するためのユニットターゲット |
| graphical | グラフィカルログイン画面を設定するためのユニットターゲット |
| emergency | メインコンソールで緊急シェルを起動するユニットターゲット |