7.2. Red Hat build of OpenJDK
Red Hat build of OpenJDK 17 が RHEL 9.5 以降のデフォルトの Java 実装になる
デフォルトの RHEL 9 Java 実装は、ライフサイクル終了 (EOL) に達した OpenJDK 11 から OpenJDK 17 に変更されます。この更新後、OpenJDK 17 Java Runtime Environment と OpenJDK 17 Java Software Development Kit を提供する java-17-openjdk
パッケージは、java
および java-devel
パッケージも提供するようになります。詳細は、OpenJDK のドキュメント を参照してください。
java/bin
または java-openjdk/bin
を直接呼び出す RHEL 9 の既存のパッケージは、すぐに OpenJDK 17 を使用できるようになります。
java
または java-devel
パッケージを直接必要とする RHEL 9 の既存のパッケージ (つまり tomcat
と systemtap-runtime-java
) は、適切な依存関係を自動的に取得します。
Ant、Maven、および javapackages-tools
パッケージを通じて間接的に Java を使用しているパッケージは、RHEL 9.5 の一般提供開始後すぐに非同期更新で完全に移行されます。
OpenJDK を初めてインストールする必要がある場合、または依存関係チェーンを通じてデフォルトパッケージがインストールされていない場合は、DNF を使用します。
# dnf install java-17-openjdk-devel
詳細は、yum を使用した RHEL への Red Hat build of OpenJDK の複数のマイナーバージョンのインストール を参照してください。
RHEL 9 の現在の java-11-openjdk
パッケージは、これ以上更新されません。ただし、Red Hat は 2027 年 10 月 31 日まで、Red Hat build of OpenJDK 11 の更新を含む Extended Life Cycle support (ELS) フェーズ 1 を提供します。詳細は、Red Hat build of OpenJDK 11 Extended Lifecycle Support (ELS-1) Availability を参照してください。
OpenJDK ELS プログラムと OpenJDK ライフサイクルに固有の詳細情報は、OpenJDK のライフサイクルおよびサポートポリシー を参照してください。
java
および関連コンポーネントの alternatives
コマンドを manual
モードに設定している場合は、更新後も OpenJDK 11 が引き続き使用されます。この場合に OpenJDK 17 を使用するには、alternatives
設定を auto
に変更します。以下に例を示します。
# alternatives --auto java # alternatives --auto javac
設定を確認するには、alternatives --list
コマンドを使用します。